琵琶湖疎水見学 その5

説明版がありますがスチールで写真に優しくないです。
インクラインの部分では高低差が30m以上あります。

第一・第二疎水合流点です。
右奥にはとっても瀟洒な作りの建物があります。
インクラインを下って琵琶湖疎水記念館に回りました。

下っていくとインクラインを行き来していたもう一方の台車がありました。
ケーブルカーと同じで一方が上にあったらもう一方は降りているわけです。
引退して、今は朽ちかけた船を載せている台車ですが
昭和23年に廃止されてからのことを考えると保存状態は
良いといえるでしょう。

琵琶湖疎水記念館内の蹴上インクラインの模型です。
ボタンを押すと台車が行き来してくれます。

現在のインクラインは春の桜と秋の紅葉で
南禅寺界隈では観光名所になっています。

遷都により東京に行政や産業が移行して
急激に衰退した京都に活気をもたらす為に
この壮大なプロジェクトはすすめられました。
当時の国内の大規模な土木工事がすべて外国人技師に
頼っていた頃、日本人だけの手で設計・施行されたこの事業。
国内近代木技術の粋であると思います。
当時、その技術力の高さにイギリス土木学会の名誉ある
『テルフォード賞』を受賞しました。
でも今も頑張っている事が一番凄いと思います。
作るときに、100年先を考えて作られた物。
町の為に。人々の為に。
水運が途絶えても水力発電が花形でなくなった今でも
京都に水を送りつづけている素晴らしい建築物でした。