青蓮寺ダム 見学 その2


昭和45年に造られた堤体です。
ここには特に表記が無いのですが青蓮寺ダムは特殊なアーチダムです。

中央越流型非対称放物線不等圧アーチ式コンクリートダムなのです。
福井県の真名川ダムと青蓮寺ダム以外でこの型式は聞いたことがありません。
大分県の下筌ダムがまた特殊な型と聞いていますがこちらは詳細をまだよく知りません。
いずれにせよアーチ式ダムはアーチ効果を利かせる為に岩盤を選びますし
それぞれの場所に合わせて個性的な堤体の割合も高いのかもしれません。。


そして押す前に心構えが必要な音声案内。
何の心構えかというと音量です。
アーチに響き渡る説明。


説明を聞きながら天端見学。
青蓮寺ダムは下流側にこの通り安全対策でがっちりパネルフェンスが
張られていて覗きこむことができません。


ダム湖です。広いです。
この日は雨で眺望悪し。


ゲート室の前までやってきました。
天端は車両通行ができるので車が割と走ってきます。
歩道から降りる時は注意が必要です。


ゲート室。天端の中央にあります。


非常用洪水吐・クレストゲートの銘板。
クレスト部にはローラーゲートが3門。


こちらは利水放設備と書かれています。
取水塔のゲート銘板。

 
こっちにも放設備と書いてありますね。
放流でなくて放水ですか。
常用洪水吐の高圧キャタピラゲート。


左岸から下流側を見たところです。
堤体中央あたりに常用洪水吐。
右岸に管理所。
右岸の下方にあるのはホロージェットバルブです。

それにしてもこちらから見てもはっきり分かるあのモニュメントの大きさは・・
でかすぎると思います。