新内海ダム 見学 その3


もうすぐ旧堤体の撤去工事が始まります。
この日は前々日に爆弾低気圧がやってきていて小豆島にも降雪があり
その融雪で旧貯水池を抜水していたのにまたまた溜まっちゃったので
排水作業が実施されている時でした。

旧堤体の左岸にあった事務所の解体工事が進んでいます。

ブレーカーの掘削音
砕かれたコンクリートは次々とバックホウでトラックへ

管理所は土台だけになっていました。


旧堤体はゲートだけ撤去して残るのかと思っていたのですが
上部を撤去することになっているそうです。
2013年2月には堤体掘削が始まります。


2009年に初めて行った時の内海ダムの写真で説明。
堤体下流面のコンクリートの基部の段の上、1mくらいでしょうか。
この高さまで旧堤体は掘削、撤去されます。

どうして他のダムであるように堤体にスリットを作るなどの対策が取れないのかというと
やはり内海ダムがコンクリート土石混成という特殊な構造であることが関わってきています。
重力式のような対策は取れないのです。


左岸に目をやると新堤体とドッキングしているような感じです。
ここにあった尾根を越えて新堤体はずーっと伸びています。


新堤体を見下ろせる小山に登らせていただきました。
新しい管理所も完成しています。


この管理所の玄関横の壁が素晴らしかった!!
コンクリートに素敵な板目をつけて貰っていたのです。
変な型枠施工をせずに純粋に木目を生かしてくれていたのです。
プレキャストの監査廊では見られなくなったこの板目。
それを管理所の壁に施してくれたこの感覚は「粋」というほかありません。



安河内様のお勧め、寒霞渓からの堤体見下ろしのために移動してきました。
道路は凍結しているし積雪は路肩にもりもりで駐車場にも雪どっさりの寒霞渓。

さむいさむいさむいさむい
低体温低体温低体温