品木ダム 見学 その7


品木ダム湖には草津温泉の湯川以外からも強酸性河川の水が流れ込んでいます。
草津白根山の周辺には強酸性河川が多いのです。


今は管理所の工事でちょっとごちゃごちゃしていますが
綺麗にされた天端とこのダム湖は観光地に充分な美しさです。


このエメラルドグリーンのダム湖を見て
自然なものに見えない、気味悪い、と感じる人もいらっしゃいますが
白根山の天辺の湯釜も同じ色です。


陽が差してくるとダム湖の印象は一変します。

強酸性河川を中和して管理するという世界ではじめての事業に着手して
現在も頑張っている吾妻川総合開発の要・品木ダム

歴史的に素晴らしい事ですがそれだけで観光客は集まらない物です。

でもダム湖を見ているとその色の美しさに幻想的な風景が似合うと思ってしまいます。

発電と中和生成物の沈殿の為のダム。
洪水調節を行なうダムではないので水位はとても安定しています。
アーマーコートされた岸辺が景観を損なう事も少ないでしょう。

だったらこのエメラルドグリーンの湖面を活かして観光ポイントを作れないものでしょうか。

 

品木ダム水質管理所では職員の方と活用方法についてお話しさせていただきました。

「ダム湖を渡りたいと仰る方もいるんですよ」
「あ、いいですね。渡った先に四阿なんかがあったらデートコースに良いですよね」
「で、浮橋なんかを考えているんですが。ドラム缶とかで出来ないかと」
「あー。小河内ダムみたいなドラム缶橋ですね。リサイクルで環境に優しいし」
「あまりコストがかかると駄目なんですけどね」

新しく出来る管理所にハイキングルートの休憩ポイントのようなスペースを作って
中和事業を知ってもらいつつ、ダム湖をつい渡りたくなるような素敵な浮橋なんかがあったら
本当に素敵だと思います。

「昨日は天気が悪かったから見えなかったかもしれませんが
白根山が綺麗に見えるポイントが品木ダムにあるんですよ」
「いいですね〜。草津温泉に来て白根山の湯釜を見て同じ色のダム湖で山を見るなんて」
「ダムのために土地が水没する事を了承して移転してくださった方のためにも
ダム湖の周囲を綺麗に整備して観光名所にしたいのです」
「きっとここなら出来ますよね。だってこんなに綺麗なんですから」

品木ダムの在る六合村。
中和工場のある草津町。
そして事業を行なう国土交通省。
品木ダムを見守る人々。

いつかこの場所はとても素敵な観光地になると思います。



天下の名湯・草津温泉

その強酸性河川と戦ってきた人がいること

強酸性河川に対する中和事業が世界で初めて行なわれ、成功したこの場所

 

品木ダム水質管理所の端っこにあったこの石碑をじっと見ました。

温泉に来るたくさんの人に、もっともっと中和事業を知って欲しいです。
そして吾妻川が昔、死の川と呼ばれていた事も知って欲しいです。

品木ダムがもっともっとメジャーな観光地になってくれる事を願いつつ
充実した見学は終わりました
 

 

おまけ

 

中和工場への道で見つけた正体不明のもの。
「大滝乃湯」に行く歩道横に鎮座していました。

よく晴れた真っ青な空の下、稲穂が黄金に輝く頃
田んぼの横で円形分水を見たいと思っている自分には
この蒸留釜のような物の中に湧き出す温泉らしき物は凄く魅力的でした。


でもピントが合っていないのでした。
中にあるパイプからどどーっと温泉が噴出しているように見えました。
実際のところ、これは何なのか名称も役目も不明です。
多分温泉の配湯に関わる物だと思うんですが。

ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。