新中地山ダム 見学 その3


発電所入口からちらっと見えていたスリットは越流式余水吐。
その横にあるのが余水吐隧道のゲートです。


すごーい勢いで有峰から届いたお水が和田川第二発電所の水車を回して
新中地山ダム湖に注いでいます。

うわーい♪
このお水、さっきまで有峰にいたお水だーっ♪
お水届いた―♪
電気作ったー♪
なんでか分かんないけど楽しー♪

現地でもう見るものすべてが楽しくって仕方がないハイテンション。


天端の方に移動してきました。
水の勢いが凄すぎてみてるだけで楽しい。


天端に入って一番右岸よりのところにあった機械に近づきます。


「流雪ゲート」

雪を流す…ゲート。

どういう事かと言いますと
雪国の方には当たり前の知識ですが
どっかり積もった雪って水に落ちても溶けないです。
シャーベット状の塊になって浮くだけ。

なので雪国では雪を捨てる水路とか整備されているんですが
そこに水が流れていても大量の雪が入ってくると詰まってしまいます。

ダムでも同じことが起きます。
ダム湖から取水したいのに水面をシャーベット状になった雪が覆っていたら
それは取水口をふさいで取水できなくしてしまいます。


という事でダム湖の雪を排出するゲートを備えているのでした。
他のダムでは見たことがありませんが豪雪地帯の発電ダムでは
実は標準装備なのかもです。