泉南農業公園調整池 見学 その3


多分洪水吐であろうパイプのアップ。
型式でいえばシュート式ですね。
朝顔形洪水吐と同じ。


遮水壁は平坦な板ではなく
アーチ構造を持っています。
このリベットがいいですねー。


お聞きしたところ、この泉南農業公園調整池は国内では多分初めて
世界的にも珍しいコンクリートとスチールダムのコンバインで
マルチプルサスペンションアーチ型ダムという物なのだそうです。

古い文献でアメリカにはスチール製のダムがあるというのは
図面だけで知ってはいましたがまさか本物のスチールダムを目にできるとは!!

堤高が14.9mでダム便覧に載っていなかったのでした。

こんな個性的なダムがあったことにも驚きましたが
ローダムはやはり奥が深い、深すぎると感動した泉南農業公園調整池見学でした。

資料と詳しいお話を教えてくださった共生機構様にお礼を申し上げます。
ありがとうございました♪

 

そして
今回の見学のきっかけになった中空重力式の砂防堰堤ですが


WDNで紹介させていただきました。
徳島県の那珂川上流の久井谷というところにあります。


これが中空重力式の久井谷第6号堰堤です。
でっかいですよ。


工事写真が載っている文献。
上流に見事なダイヤモンドヘッドが並んでおります。


で、現地に行ったら
さぼうさぼう

満砂になってダイヤモンドヘッドは確認できませんでした。
ちゃんちゃん♪