千本堰堤 見学 その2
コンクリートで作られた調整井か接合井かの上屋には
素敵な意匠がほどこされていました。
コンクリートなのに配合を変えて表面に粒の大きな
飾りの粒子が出るようにしてあるから
そして曲線も多様されていて凄く手がこんでいる。
案内してくださった島根県の方のご紹介で資料室も見せていただくことができました。
そこで大喜びしたのがこの写真です。
千本堰堤の工事中写真です。
大正5年ごろの撮影。
メイソンリーフェイシングの工事写真!!
天然石の切石を型枠として作っていたというのがものすごく鮮明にとらえられていたのです。
こうやって作るんだ
ちゃんと型枠として使われているんだ
というのがばっちり説明できる写真に見入ってしまいました。
忌部上水道から少し上流にある千本堰堤に移動してきました。
こちらはちょうど工事中だったのですが
土木学会選奨土木遺産のプレートが埋め込まれた石碑は
左岸で確認できました。
認定プレートの下には説明板。
日本土木学会選奨土木遺産
千 本 堰 堤
2003年(平成15年度)日本土木学会選奨土木遺産に
認定された“千本堰堤”は1918年(大正7年)に完成
した山陰で初めての近代水道施設です。
外観は重厚な雄姿を備えた御影石造りで、現在でも
松江市民の大切な水がめとして活用されています。
認定日 2003年11月27日
と書かれていました。
見事なメイソンリーフェイシングダムです。
石張りが綺麗ですねぇ〜。