笹生川ダム見学 その4


そしてこれが天端から少し上流に作られている余水吐きのゲート。
何でこんなにでっかいのだと納得できないほどの規模。
でんぱつダムのローラーゲートじゃないんですから
こんなに大きいものはいらないのでは?
と思ってしまったサイズです。

このダムは福井県のダム。
電力会社や国が造ったダムではありません。

どう見ても後付です。


堤体のクレストゲートはこの通り立派なものが着いているのですが。

「この水路どこに繋がってるんですかね?」
「あ、見てませんでした?来る途中見えてましたよ。でっかいトンネル。」
「え、そーだったのですか。思いっきり見落としてました。」
「クレストだけじゃ足りなかったんでしょうね。」
「んーーー。」

夜雀の頭にあったのはクレストゲートで吐ききれなかった水がどうなったかという事でした。
堤体越えたかな?
でもダメージは無いように見えるけど。


雪害でぼろぼろになってしまったコンクリートに
余水吐きを造った時の由来が書かれています。

堤体が造られたのは昭和32年。
20年後に追加された余水吐きです。


鋼製ローラーゲートは石川島播磨重工製。
一門の大きさは9.100m×8.888mです。