笹流ダム 見学 その6


天端中央付近から直下を見下ろしたところ。
まっすぐに角度を変えず伸びている扶壁。

改修工事でもともとの扶壁をコンクリートで巻立し、現在の姿になっていると聞いてます。
昔のほっそりしたバットレスの写真を見ると真川や真立、丸沼とよく似ていました。
今は全く違う景観を見せています。


左岸の端までやってきました。
ここにプレートが埋め込まれています。

何のプレートかと近づくと
ダム湖百選のプレートでした。


笹流ダム(天気悪し)ダム湖。
野鳥がとても多いダム湖です。


左岸の散策路を降ります。
良くある事ですが樹木で眺望悪し。
この場所は何とか堤体を見られますが前後は木々で堤体がよく見えません。


散策路を下まで降りると橋が架かっていました。


笹流ダム前庭広場に到着。
下りてきた散策路に向けて『ダム入口』という標識が出ていました。


綺麗に整備された前庭公園。
改修の後に設置された立派なダム銘碑があります。



大きな銘碑です。


裏には笹流ダムの由来と建設当初の姿
それにダムの諸元と断面図が詳しく彫り込まれています。


笹流ダムは、大正十二年十二月小野基樹の設計監督により、
わが国最初の鉄筋コンクリート造り扶壁式ダムとして完成した水道専用のダムです。


昭和二十三年から二十四年にかけてモルタル吹きつけによる風化防止工事を施工しましたが
昭和五十八年にはダム完成後六十年を経過し老朽化してきたため、堤体の安全性確保を目的とした
全面的な改修工事に着手し、昭和六十年三月完成しました。
施工の方法は、旧堤体の床板・扶壁・横桁の風化部分を削り取り、新たなコンクリートで厚く仕上げたものです。

等、の記載があります。


エッチングで改修前の姿が見られます。
扶壁、細いですね〜。


堤体諸元と断面図。
黒色はもともとの堤体のコンクリート。
白色はコンクリート巻立と増設部分になります。

堤高は25.3m
堤頂長は199.3m

天端標高がEL101.82m。
常時満水位がEL101.52m。その差は30cm。

水道専用の利水ダムですからこれがマックスでしょう。
満水位を超えるとあの30門の洪水吐から水が出て行くと思われます。