三居沢発電所 見学 その1

2017/11/11 更新


仕事で仙台に来ています。
仕事が終わってすぐ、仙台駅前の近くの牛タン焼専門店に
移動して来ました。

ここでダムマイスター仲間の炭素様とお昼御飯の待ち合わせです。
凄い人気店で店の前には長蛇の列でしたが回転も速いようで
そんなにへばってしまうほど待つことはなく店内に入れました。


炭素様のお勧めのランチ。
食べきれる事が大事なので麦ごはんは少なめに。
スープも美味しかった。
牛タン分厚いのが仙台のスタイルなんですね。


お昼御飯を頂いたあと、移動してきましたのはこちら。
本日見学する東北電力・三居沢発電所にお水を送っている取水堰。
北堰という名前が付いているそうです。


日本で最初に水力発電が行われた場所については諸説ありますが
三居沢発電所は史料も完璧に残っている現役可動の発電所なのです。
発電を開始したのは明治21年(1888年)です。

日本の水力発電を語る上でもう一か所重要な発電所は
京都の蹴上発電所です。

琵琶湖疏水で発電を開始した蹴上発電所は日本初の事業用発電所です。
IEEEマイルストーン。

自社で使用する電気として発電するのでなく
売る電気として造り始めたのが蹴上発電所になります。

なので日本の水力発電を学ぶなら三居沢と蹴上は
会いに行かなくてはならない聖地と自分の中で認識されていました。

その三居沢発電所の取水堰に今からお目通り♪


きたーっ!!
北堰です。

三居沢発電所は流れ込み式だから・・・と聞いていたけど
こんなにすごい立派な取水堰持っておられたんですかっ!!!
想像していたより規模が半端なくすごいんですけどっ!!


左岸側には魚道もあります。


北堰は堤高3.0mですが堤頂長100.4mもある凄い堰です。


北堰のすぐ上流で、三居沢発電所までの水路はこちらになります。


水路はずーっと向こうに見えている山の尾根の方へと進んでいきます。


水路を追って移動すると沈砂池のゲートが見えてきました。


こちらは沈砂池です。
川から取り込んだ水をいったんここでプールして流れをゆっくりにします。
流れがゆっくりになることで砂が沈みますので上澄みの綺麗な水を
発電所へ送ることができます。

発電所でお水は水車を回しますから土砂などが混じった濁り水より
綺麗なお水の方が水車や設備を痛めません。

飲む水も綺麗な方がいいですが
発電する水も綺麗であることにこしたことはないのです。