三瓶ダム 見学 その3


ダム模型がありました。
堤体横にはパーキングありませんけど
少し離れた所にパーキングあります。


綺麗な模型なので構造がよく分かります。


ダム湖の名前は“さひめ湖”
漢字で書くと“佐比賣湖”なんだとか。
これは三瓶山が昔、佐比賣山と呼ばれていたことと
“狭姫”伝説に因んでの命名だそうです。
このイラストの雁に乗って飛んでいるちっこい姫様が狭姫さんのようです。

さひめ湖には噴水があります。
表層曝気装置としてどんな効果があるのか凄く具体的な説明が。


実物は見学時には残念ながら運転されていませんでした。


ダム建設の記録写真も展示されています。
コンクリートかどんどん高くなって完成するまでの記録。


一通り資料を見終えて出てきました。
常時満水位を0.8m超えているさひめ湖です。

説明板にあった三瓶ダムの目的です。

1.洪水調節(太田市民の生命と財産の安全のため)

このダムは誰のためのダムですか

その問いにきちんと答えてくれている説明文。

僕は太田市の市民を守るためのダムなんです
昔、水害で大変な被害が出ました
そんな悲しい事が起きないように小さい僕ですが頑張ります

平成25年7月豪雨
三瓶ダムの最大流入量は186.8m3/s
時間雨量は100.0mm級でした。

昭和50年の流入に比べれば総雨量は小さかったのかもしれません。
しかしわずか4時間でこれほどの降雨は初めてだったと思います。

一瞬にして増加する川の水位
あまりの雨量に崩れだす山
押し寄せる濁流

山の奥でひとりぼっちだけど
僕、頑張る

頑張らなきゃだめなんだ
太田市の人を助けるんだ

僕にできる事はなんだ
水を食い止める事なんだ

頑張れ僕
頑張って太田の人達!!

怖いけど、ぐっと怖さをこらえて三瓶ダムは仕事をしていたのではないかと思うのです。

近年の豪雨災害の頻発は本当に怖いです。
下流の被害軽減のために大きいダムも小さいダムも
お務めを果たそうと頑張ってくれている事に感謝したいです。