佐久間連合艦隊 再び その7


佐久間発電所の次に見せて頂いたのが
佐久間周波数変換所です。
SAKUMA FREQUENCY CONVERTER STATION
通称、佐久間FC

こちらも凄い達筆ですね♪
かっこいい字だなぁ。

当時の藤井崇治総裁の筆によるものだそうです。
昭和39年7月と日付も入っていました。

玄関入ってすぐ、説明を下さる方に先制で謝る

「ごめんなさい。私アホなんです。電気、難しくってちっともわからないんです」
「昔、ダム仲間と一緒に一度、こちらを見学させて頂いた時も難しすぎて全くわからなかったんです」
「サイリスタという物があってそれが周波数変えてくれるらしい…
程度の知識しかなくって本当にごめんなさい」


と、アホ宣言した私にも何とか理解できるように
ホワイトボートに図を書いてくださったり
色々手を尽くしてくださったのですが
私がアホなのでやはり理解できなかった。

ポイントはこの佐久間FCが竣工した時には
50/60Hzの周波数変換技術を日本が保有していなかったので
スウェーデンのASEA社の水銀整流器というものを採用しました。

その後、国産にということで日立と東芝にサイリスタバルブを開発
1993年に取り替えられたそうです

光信号でサイリスタに電気を流すことにより、交流の電気を直流にして
またその逆のことをするという方法で変換を行うらしい…

正確ではないかもなので信用しないでください。


そしてこの空間は光信号の関係でカメラのフラッシュは絶対禁止の
サイリスタバルブが鎮座する中でここだけ直流なのよという
わずかな隙間です。
右は60Hzで左は50Hz。このわずかな隙間だけが直流。
教えてもらうと何故かありがたさを感じる。


周波数変換のお話をろくに理解できていないアホですが見学時間終了。
頭の悪さを再確認してしょげつつ窓の外を見た時に気になるもの発見。

「んんっ・・あのモニュメントはなんですか」
「あれはここが運開した時にスウェーデンのASEA社から送られた物です」
「そ、それはぜひ見たいです。近くで見たいですっ」

電気が難しすぎてへこんでしまったので
心にぴぴっとくるエピソードにテンションアップ♪


お近づき〜♪

「上に乗っている石がASEA社から送られたものです。
氷河期の石で1万年も前のものだそうです」

おおおお。
氷河のあるスウェーデンならではのとても素敵な贈り物。


モニュメントの由来は英語で書いてありました。


そしてちゃんと日本語解説があってよかった。

「この記念碑はスェーデン国アセア社から佐久間周波数変換所の竣工を記念して寄贈された物です。
上ある石は同国のウェステロース地方で発見されたもので一万年前の氷河時代に氷河の作用により
形成され現在まで原始の姿をそのまま保っています」

と、記されていました。

佐久間ダムの工事には米国から大型機械とエンジニアの方がたくさん来ていた
佐久間FCにはスウェーデンのエンジニアの方が来ていた

この場所に
日本の電力を支えるために
たくさんの当時の最高の技術が人と共に集まった

ここで培われた技術
それは国の宝物

たくさんの宝物が日本各地に人として技術として広がっていったのです。

水力発電
それは日本の宝物です。

その礎をたくさん作り続けこれからも作っていく天竜川の王様
それが佐久間ダムです。

佐久間ダムの還暦のお祝いを伝えたくてやってまいりました。
真の多目的ダムの道を進もうと課題と向き合う60歳。

お世話になりました佐久間電力所の皆様
佐久間発電所の皆様、周波数変換所の皆様
本当にありがとうございました。
アホでごめんなさい。

やっぱりキング佐久間は最高にかっこいいです!!