西郷ダム改造工事現場見学 その3


仮締切側の工事ヤードから下流側のヤードに移動します。

あ、ここ覚えてる。
ここ、渡らせてもらった。
ここで2009年の見学の時に写真撮った。

あ、ゲート全開だ。
前に見たときは全門しまっていたからこういう風になるイメージつかなかったけど。
やっぱりこのアーチ部分綺麗だなー。
こんな形で上げられたゲートが綺麗におさまって見えるの素敵だなぁ。
この天端高欄とアーチ残してくれたら素敵だと思うけど・・・
強度に問題があれば更新されちゃうんだろうなぁ。


全閉の新設ゲートと全開の現在のゲートです。


そしてここには通砂運用すると土砂がどんどん流れてくることになりますから
新設ゲートの越流部にはばっちり対策。
こちらにはダクタルパネルという物がライニング材として貼られています。


排砂、通砂の先輩、黒部川にある宇奈月ダムは排砂路に天然石のブロック張り


宇奈月ダムと連携排砂をする出し平ダムは鋼鉄のSM41ライニング


日本で一番古い発電用ダム、東京電力様の黒部ダムでは排砂路にゴム張り

流域の地質と生産される土砂の特徴も当然、河川毎に異なりますから
ここではこのダクタルパネルが一番よいということで選ばれたはず。


新設ゲートの右岸側はまだライニング材が貼られていない状態。
まだ仮締切も撤去していませんから順番に。


完成イメージ図ではほんとにぴっかぴか。
もうすぐこの姿が見られるようになるんです。


来年度の通砂運用に向けてどんどん進む改造工事。

でも
もし、問題がなければ
左右の天端高欄とその下の美しいアーチ
少しだけ残してもらえたら嬉しいかな
ううん
だめだめ
ダムはお仕事きっちりするのが一番大事なこと
ビジュアルじゃないよ

昔の面影がどこまで残るのかは分かりません。
でもお仕事がんばるために最良の姿を見せてくれることに期待してます。

耳川で一番古い西郷ダム。
一番に最新型になる西郷ダム。

工事完了までもう少しです。

どうぞご安全に工事が完了しますようにここでもダムの神様にお祈りです。

貴重な現場見学の機会を下さった九州電力様
ありがとうございました。