六甲砂防ウォーク その4


五助堰堤です。
堤高は30mでこのエリアで最大の砂防堰堤になります。

説明板によると
昭和13年に起きた阪神大水害を機に築堤されました。
工事期間は8年7か月で昭和32年に竣工したそうです。
昭和42年の豪雨災害ではその力をいかんなく発揮し
土砂の流出を食い止めた実績があります。


ふむふむと説明板を呼んでいて見たことのない単語を発見。

『扞止(かんし)効果』

「扞止」とは砂防用語でせきとめる事を言うらしいです。
初耳♪


五助堰堤の天端も侵入できないようにきちんと柵がしてありました。

しっかり満砂。
これで効果が出る不透過型。


谷を埋めた土砂の端っこの方なんですが池の様になっているところがありました。
ここがまた静かで綺麗でした。


静かな水面に映える紅葉・・・にはちと遅すぎたようです。


そしてここが最高点だと思っていたのに
まだまだ登る。

途中でスタッフの方にお聞きしたら
このルートは六甲のハイキング道の中では難易度が低い方なんだとか。
信じられない。


ひたすら登る。
そしてお腹が空く。
参加者の皆さん、姿が見えない。
既に最後尾。

登り切った峠の休憩ポイントでお昼ごはん。
お弁当を広げて食べていたら
スタッフの方の無線が耳に入る。

すでにtopはゴールしているらしい。
ちょっと待って!
私のペースはけして凄く遅いわけではなく
パンフレットに書いてある標準行程・時間とほぼ一致しているんだけど。
参加者の皆さんどんなペースで六甲を登ってるの?


お弁当を食べた後は下りです。
恐ろしい事に半分走りながら登って来られる方がいる。
富士登山駅伝競争に出場予定の方ですか。
自衛隊の方ですか。


視界には風化した花崗岩と森ばかり。
コンクリートないよ。
砂防堰堤ないよ。
モチベーション下がるよ。
一番の理由は足が疲れてることだけど。

このあたりが疲労のピークでした。


疲労を極めたころに到着した絶景ポイント。