音羽ダム 見学 その1

2009/3/6 更新

当方のBBSにお越しになる「大黒屋EMC・日本のダム」の管理人、大黒屋EMC様から
ある日、「京都に便覧に載っていないダムがある」という情報が寄せられました。

webの航空写真サービスなどで調べると大変立派な堤体が確認できました。
しかしその場所にあるのは埋立処分場。

コンクリート製の素晴らしい堤体はなんとテーリングダムだったのです!
テーリングダムとは土砂などを堆積するダムの事で
貯水を目的とするダムとはいろいろ異なります。

しかし貯水ダムでは無いとの事でしたが
埋立処分場を管理している京都市のページを見ると
きりっと引き締まった美しい堤体の写真がありました。

これは見たいな〜
テーリングダムって鉱山でいくつか見てきたけど
フィルタイプばっかりだったし
コンクリート製のテーリングダムってどんな特徴があるんだろ

という事でこのダムを見学するべく、管理事務所にお電話をしました。

「各地のダムを見て回っているダム愛好家なんですが
コンクリート製の最新型のテーリングダムがあるという事で
こちらの音羽ダムを是非見学したいと思っているんです♪」

「いや・・ただの重力式のダムでそんなに珍しいものではないと思うんですが」
「えー。珍しいと思います〜。写真で見てもカッコいいです〜」
「では見学日ですが月曜日から金曜日の平日で受付をしております」
「はい。ではこの日でよろしくお願いいたします」
「はい。ただ、この場所は大変な山の上でして処分場までの道が凍結すると
現場まで来て頂いても見学できないという事になりますので・・」
「そんなに凄いんですか」
「はい、一気に300m上がるので」
「わかりました〜」

という事で快く承諾していただけました。



音羽ダムは管理事務所のある京都市伏見区醍醐上山田1番地から
更に5kmほど東側にあります。
『エコランド音羽の杜』という名称が使われています。


冬らしい氷点下の朝、宇治橋を渡ってやってきました。
県道36号線。
対向車には屋根とボンネットに雪満載の車両が多く、見学出来るかが心配です。


この看板を見落とさなければ大丈夫です。
看板に示された道に入ると介護施設などが左右にありますが
そのままどんどん進んでいきます。


進んでいくとこんなゲートに到着します。
ここから先は手続きなしに進めません。


そして右を見ると管理事務所です。


管理事務所の一部が見学者向けの広報室となっています。


2階に上がると色々な展示物があります。
地元、京都市では小学校4年でごみ処理について学ぶという事で
その学習スペースとしても使われていますが一般の方ももちろん見ることができます。

ここで音羽ダムと周辺施設について事前学習ができました。


そして気になるお天気。
晴れているんですが雪もぱらぱら降っています。

凍結しないか心配。
ここまで来て見学できなかったらとっても悲しい。

京都市内の朝の渋滞予測ができないために自宅を6:30に出て
8:00前には現地についていたんですが見学開始時刻は9:30。

時間があったので広報室に入れていただきました。

今回の音羽ダム見学については
人数がある程度そろっていた方が良いという事もあり
BBSでお知らせしたところ
本当に突然で平日だったのですが
 kao3541様
 あつダム宣言!様
 ひろ@様
 しんご様
 さんちゃん様
と、近隣府県から5人も集まってくださったのです!

管理事務所の方にお伝えするととても喜んでいただけました。