尾曾谷ダム 見学 その1
2017/8/11 更新
和歌山県の日高川町にやってきました。
紀伊半島の高速道路、自動車専用道がどんどん繋がって
延伸してアクセス良くなっています。
今日のお目当ては尾曾谷ダムです。
目印はダムの真下にある煉瓦造りの発電所建屋ということで
車を走らせていたら凄い迫力で視界に登場。
関西電力様のマークがどーん!!
尾曾谷ダムは関西電力様の管理ダムです。
この煉瓦造りの建屋は旧・高津尾発電所です。
現在は使われていません。
隣には高津尾変電所です。
勿論変電所は現役。
旧・高津尾発電所建屋は日本の近代土木遺産になっています。
時々見学会も開催されているようなので見に行きたい気持ちが増します。
道路からしか眺められませんが道路の方が高い位置にあるので
建物の造作もデザインも非常に見やすいです。
そして関西電力様のマークが入っているのと反対の破風にも何かのマークが。
これはこの高津尾発電所を最初に作った和歌山水力電気の社章だそうです。
大正7年(1918年)に運転開始された水力発電所です。
昭和25年に関西電力様の管理になりました。
ズームしてじーっと見ていると煉瓦の積みがイギリス積み♪
英国の気配があると喜ぶ。
探しに来ているのが英国風のものだから。
そして少し離れた所に新しい建屋があります。
こちらが新高津尾発電所で現役稼働中の方になります。
高津尾発電所は平成9年に廃止され
平成11年に新高津尾発電所が稼働しました。
出力も旧・高津尾発電所の最大出力5800kWから
14500kWに大幅にパワーアップしたのです。
新高津尾発電所の建屋の横には水車の展示がありました。
旧・高津尾発電所で使われていたフランシス水車と
ガイドベーン二種類と入口弁
ここの少し下流にある船津発電所のフランシス水車
とたくさん展示されています。
それぞれのパーツにペンキで色がはっきり塗られていて
説明板のカラーと一致しているのが分かりやすいポイント。
これはいい。
と、発電所建屋と水車などを見た後、尾曾谷ダムへの道に進みます。
いきなり道路横に水圧鉄管が見えていてわくわくします。