大滝ダム 見学 その1


国道169号線と大滝ダムの間にある『大滝ダム 学べる建設ステーション』
パーキングとトイレと自動販売機のあるこのスペース。
階段をあがっていくと資料館と豪雨体験のできる施設があります。

当初、ここは大滝ダムが完成するまでの施設とされていましたが
人気があるので堤体完成後も活用してもらう事になったようです。


川のこちら、左岸側からは対岸にこんなものが見えています。
これは副放流口です。
ここまで大規模なものではありませんが
仕組みとして同じものは三重県の蓮ダムで見た事があります。
蓮ダムの副放流口はシンプルな穴でしたが大滝ダムの物は
放流時に滝のように美しく流れ出すようデザインされています。


堤体の真横にはトンネルがあり
トンネルを抜けた所から堤体の方に続く道を進むと上流面を見ることができます。

とても低い水位。
試験湛水はまだ先です。

試験湛水は大雨でダム湖にたくさんの水が流入したからといって期間を短縮できるものではありません。
1日に上昇させてよい水位が決まっているのです。

今年、2008年の初めに試験湛水を成功させた水資源機構の滝沢ダムでは
1日に1mの水位しか上げてはならないという規則になっていて
大雨が降ればその分は下流に影響の無いよう、調節しながら放流することになっていました。


左岸の天端横辺りまでは見学が可能です。
奥に見えている建物は『大滝ダム 学べる建設ステーション』になります。


水没した場所についての情報がプレートに印刷され展示されています。


川上村のこの地は林業の盛んな場所でした。