大倉ダム 見学 その5

スラストブロックから今度は左岸側の洪水吐ゲートがある方のアーチダムに進みます。

ゲートを支える支柱はすんなり堤体の上流側に立っていて
控え目なピアの上に乗っかっています。

そしてダム湖側を覗き込むとゲートのナンバーも
至近距離でこんな感じで確認できます。

右岸のアーチよりも左岸のアーチの方が堤高が高いです。
元々、この洪水吐ゲートを備えた左岸側のアーチダムの方に川筋がありましたので。
こちらの方が深いのは当然かと。

元々の川筋に乗せる形で洪水吐きゲートは設けられています。
下流を見ると減勢池とそれを形成する副ダムも見えます。

副ダムはコンパクトなアーチ型。
もともとこれだけの川幅というのは吃驚です。
右岸側は河岸段丘なのかなぁ。
河岸段丘好き♪

ふと足元を見ると鉄板に 「昭 36 3 大倉ダム」 の文字が。
一つずつきちんとこの文字が記されているあたり
地元の期待がいかに大きかったかが伝わってきます。

「あ・・こんなところに道路を橋で接続させてるんだ」
「気になります?」
「うーん。アーチダムに接続させるものは色々難しいからな〜」
「あのダムのあの橋もですよね」
「うん。あの橋も難しかったはず。
だからカンチレバーで岸から伸ばしてバランスとってる」
と、“あの橋”で話がサクサク進んでいますが
豊平峡ダムの右岸側のカムイ・ニセイ橋のことを話しています。

洪水吐ゲートの下流を見ると
放流したら堤体直下の減勢戀横の設備を格納している建屋や
パイプ類に被害、大なのではとちょっとはらはらするようなレイアウト。
(すぐ後でその心配は払拭されますが)

「いやー、ほんとに連れてきていただいてありがとうございます。」
「ずっと会いたかったんですよ。大倉ダム」
「実物見て色々納得できたしお天気もよくて最高でした。」
と、自力ではなかなか来るのが困難な東北地方のダム。
炭素様にサポートを頂きようやく念願の大倉ダムに会うことができました。
「喜んでいただけて何よりです。では次行きましょう!」
「はーい♪」
と、次のダムに向かいました。
おまけ
下流にある青下ダムの資料館に竣工時写真があると教えてもらってみたところ…

うわぉ!!
ほんとに二つのアーチダムの間のスラストブロックの上に管理所があるよぅ!

他に例がない場所の管理所です。
そして試験淡水でクレスト放流しているときの写真なのか
放流している大倉ダムですが
越流部にキチンと工夫がなされているようで
放流水は減勢工になるべく収まるように
角度がつけられているのを見て心配が吹き飛びました。