大井ダム 100周年 その1
2025/4/11 更新
やっと空が明るくなってきた頃に岐阜県は恵那市の関西電力・大井ダムにやってきました。
大井ダムが2024年の12月12日に100際の誕生日を迎えるということで
それにあわせて恵那市が記念イベントを準備してくれたのです。
恵那峡公園の端っこにある第四駐車場に車を入れました。
この駐車場で集合するイベントに参加ですが
時間がどう考えても早すぎたので
とりあえず大井ダムに会いに行くことにしました。
てくてく散策路を進んでいくと大井ダムについての説明板が。
一行目に突っ込まれる要素がwww
「大井ダムは大正十三年に完成した我が国最初の発電用ダムです」
違いまーす。
日本で最初に発電用ダムとして竣工したのは鬼怒川の黒部ダムで大正元年です。
次に気になったのが大井発電所と新大井発電所の位置を示したイラスト。
イラストが間違っているとかそういうことではないんですが
どうしても気になることがこのイラストにあるので腑に落ちていません。
腑に落ちない事柄はともかく散策路をどんどん下ってダムに向います。
まだ早朝で人気のない天端から大井発電所と新大井発電所。
いつも気になって仕方がないその擁壁。
駐車場への道の途中、大井ダム建設の時に亡くなった方のために建てられた
慰霊碑・工難覚霊塔です。
集合時間になり、本日のイベントの受け付けが始まりました。
大井ダム完成100周年記念 特別宿泊プランに申し込んでいる人が集まっています。
この宿泊プランは大井ダムと大井発電所の特別見学とホテル宿泊・交流会
翌日は特等席から観光放流見学ができるという凄い物でした。
ダムマイスター仲間のよっしー様と一緒に販売開始と同時に申込み♪
時間になりました。
朝と違って明るくなった散策路を転ばないようにてくてく下っていきます。
右岸の堆砂を採取するクレーンもお仕事中。
大井発電所取水口の前の網場の上を忙しく行き来する人影。
クレーンのグラブががっちり砂を掴んで引き揚げ頑張っていました。
説明を聞きながら天端を渡り、右岸に移動。
そして東雲橋に続く、細いくねくね管理道路の途中から
大井発電所構内に入らせてもらうことに。
しかし、何故か、ここで開いてあったはずの扉が施錠されていました。
まじめな巡視の方がいつものように施錠してしまったのかも。
取りあえず開けてほしいなーと電話をされる案内の方。
それに迅速にこたえるために事務所から発進する社用車。
鍵が開くまでの間、じ――っと見ていたのは大井発電所の
搬入口のシャッターの前に積まれた角落とし。
昭和58年台風10号(T8310)災で浸水被害を受けた大井発電所。
今日は見学でその痕を見せてもらえないかなと思っています。
駆けつけてくれた関西電力の方によって扉が無事に開きました。
ダッシュでお疲れさまでした。
普段は入れない管理道路をワクワク進んで
木々の間から姿を現したのがこのアングルの大井ダムです。
かっこええ~♪