大渡ダム 見学 その3
さて管理所です。
しかし時間がぎりぎりです。
終業直前時間です。
ダメ元で管理所に入るとそこに偶然いらっしゃった
(不運な)職員の方を確保。
「すいません。ダムのパンフレットを頂けないでしょうか」
「え、あ、はい。少々お待ちください」
しばし待つ
お帰りになった若い職員の方からパンフレットを受け取りながらすかさず質問。
「ありがとうございます♪
去年(2005年)の台風14号が来た時に国土交通省提供・リアルタイム川の防災情報で
こちらの大渡ダムの貯水率が327%と表示されていたのに吃驚しまして
いったいどれだけ貯められるダムなんだろうかとわくわくして見に来てしまいました」
「あ!あ・・すみません。
あれはえーと・・」
2005年9月6日 台風14号 レジェンド・オブ・早明浦 の記録の中の画像
この時は必死で仕事から帰るなり早明浦の貯水率が0%から復活して行くのを見続けていたのですが・・
野村ダムで130.1% これは常時満水位でなく夏季制限水位から考えればまだ想定内の数字
中筋川ダムで225.2%
大渡ダムで280.7%
これには頭の上に???が飛び交いました。
池田ダムのデータ未着信の表記のように
リアルタイム情報は機器の故障なんかで欠測したりするのも良くあることだったので
この数字も何かの間違いだとその時は思っていました。
しかし
更に増えてる…
早明浦ダムが100%を達成した喜びと同時にこれ一体なんの間違い?
と、気になっていたのです。
更に止めを刺す異常値。この後、最高535%まで数字が出ていました。
計測器の問題なのかデータの計算ミスか
大混乱を起こす数字がwebに流れていたレジェンド・オブ・早明浦 当日だったのです。
「すみません。あちこちからそれについて指摘がありました。
計算法にちょっと不具合があったので。あの後修正したんです」
「そうだったんですか〜。そうですよね〜。あの時、高知県営の坂本ダムが530%と表示されているのを見て
これは絶対嘘だろうと(笑)500%って治水専門ダムじゃないんですから(笑)」
大渡ダムについての話題をと思って振ったネタでしたが
職員の方を恐縮させてしまってこちらも申し訳なくて最後はお互い笑ってごまかしてしまいました。
管理所の前のダム銘碑です。