奥多々良木発電所見学 その1
2002/10/12 更新
揚水発電という発電方法があります。
発電の原理は水力発電と同じです。
水力発電では水の流れが必要で、流す水が無ければ発電できません。
普通の水力発電で流した水はそのまま川に流れていってしまいます。
水がなくなったら発電できないのですから、同じ水を何度も繰り返し使って
電力を得ようという発想から揚水発電は出来ました。
揚水は畜エネルギーシステムとして非常に有効だと思っている私は
以前から是非見たいと思っていた日本一の高落差揚水発電施設を持つ
関西電力奥多々良木発電所の見学を申し込みました。
兵庫県朝来郡朝来町に奥多々良木発電所はあります。
発電所見学当日は雨がずっと降っていました。
揚水発電に必要なものはふたつのダムと発電所です。
左のダムが上部ダム・黒川ダム、右のダムが下部ダム・多々良木ダムです。
下部ダムの多々良木ダムに到着したのは朝8時過ぎ。
雨で景色が霞んでしまっています。
多々良木ダムのダム湖側の提体です。
ロックフィルダムですがこちらだけアスファルトに固められています。
ダム湖の水は今退いています。
夜の間に上の黒川ダムに汲み上げてしまうからです。
天端は朝早くは開放していません。
厳重な車止めが設置されています。
天端の長さは278m。高さは64.5mのダムです。
こんな注意書きがありました。
鹿が石を落とすらしいです。
でもなんだか糞をしているような絵に見えます(笑)