奥三面ダム 見学 その3


右岸に移動してきました。
下流側はほぼ垂直に立っています。


貯水池側です。
こちらもグラマラスなドームアーチのようながばぁぁっと
下流側に覆いかぶさる感じはないので
ピシッと背筋を伸ばして立っているという外観です。


ダム湖の名前はあさひ湖です。

村上市朝日地区から山形県鶴岡市をつなぐ県道、朝日スーパーラインの
途中にあるのが奥三面ダムですし朝日地区にゆかりの名前であろうと思われます。


たくさんの名前が刻まれた記念碑がありました。
こちらは裏側のようです。


表はこちら。
「三面川の恵みを永久に」という題字があります。

昭和42年の羽越水害を契機に昭和44年に計画されたこと。
ダム湖に沈んだ三面集落は昭和60年に集団移転されたこと。
平成3年にダム本体工事に着手したこと。
そして平成13年にダムが竣工したこと。
ダムが生まれるまでのストーリーが刻まれた碑でした。


ダムカードフレームもありましたが、ぼっちではどうすることもできない。
雨酷いし。


下流面がよく見えるのはどのあたりかなとうろうろ。


草むらに隠れるように何かがあります。


ひっそりこっそり。
とても控えめにダム建設を頑張ってくださったJVの
鹿島建設様、青木・あすなろ建設様、本間組様の名前が刻まれた石碑がありました。

もっと目立ってくれてよいのに。
このダム、私たちが作りました!!って
胸張ってくださったらいいのに。


堤体の左岸側にフーチングの段々の上にまっすぐ伸びる屋根。
豪雪地帯ならではの冬季通路かなと思います。
しかし地震があったら点検とか豪雪時期でも地震は容赦なく来るし
来た時にはこういう通路でへとへとになりながら巡視しなくちゃいけないのかと
思うと堤体高い事ってかっこいいけど罪ね…と少しだけ思ったり。
少しだけ。


こちらは屋根なしオープンフーチングの上の階段なので
豪雪時には使用不可になると思われます。
管理所のある側だけ屋根付きなのはとても良く分かります。


しかし減勢工かっこいいなぁ。


雨がどんどん強くなってきています。
そしてタイムリミットが近づいています。
ゆっくりしている時間がなくて残念です。


とりあえずダム湖側もしっかり見ておきたいので大急ぎで移動。
すると奇妙な物が目に入りました。


なにこれ??

とりあえずダムカードの裏のデータを見ると
目に入ってこなくて載っているのは選択取水設備だけなのですが。
しかも半円形多段式選択取水設備となると
見知った物があちこちにあるわけで…。
それらと同じものが視界には全くないので混乱する。

これが堤体の深いところにもあるといくつかあるというなら
理解できなくもないです。
呑み口っぽいものがスクリーン越しに見えてるし。
スクリーンは割と目が細かいし。

とりあえず謎はそのまま放置して帰宅しましたが
後日、ダムマイスター仲間の佳様から
「ダム直下の河川維持流量を供給するために
堤体の異なる高さに設けられた取水口のうちのひとつ」
であると教えていただきました。
堤体下流側に同じ高さではなにも付いていませんが
減勢工左岸側にはバルブがありましたので
堤体内を通る管路でつながっているそうです。
平成9年(1997年)の河川法改正で環境の要素が加わりました。
2001年完成の奥三面ダムは完成直前に法改正だったので
こういう設備もぎりぎりつけられたのかと思います。

完成してからだったらパイプが天端を超えたり後付けが色々大変なので。

奥三面ダムは新潟県が管理するダムで最大のダムです。
貯水池も堤高もトップなのです。
貯水池は1億2550万m3です。

都道府県管理ダムで1億m3超というのは少なくて
奥三面ダムより大きいのは
東京都の小河内ダム 1億8910万m3
山口県の阿武川ダム 1億5350万m3
だけだと思います。

大雨の中
冬季閉鎖まで2時間ありやなしやというタイムアタック状態で
見学してきた奥三面ダムでした。

この後、とりあえず何より安全運転で三面ダムに向かいました。