岡本砂防堰堤 見学 その3


天端レベルまで上がってくると竣工記念碑が立っていました。
岡本砂防堰堤は1985年に竣工した堰堤だそうです。



天端レベルから見たところです。

岡本砂防堰堤
昭和60年3月
通常砂防事業
福井県

堤高 25.0m
堤頂長 113.0m


堤高、25mもあるんですね。
中々の大きさです。
これはアーチダムと間違われても仕方ない。


だって・・・
こんなに満々とお水が湛えられているんですから。
これは事前情報なしに見ていたらアーチダムと間違うこと間違いなし。

そしてここで“そにこ”登場。
D50と比較するべく本日は二台で同じ場所から撮ってみることにしていましたので。
古いデジイチvs最新コンデジ

なんで
どーして
コンデジなのに
そにこ、難なく全景収めちゃってます。
これはヤバいっ。
D50負けるなッ。

D50で撮った右岸から全景。

そにこで撮った右岸から全景。
あーららららら。
これはこれは。
でも光学ズームではなんとかなってもデジタルズームになると目も当てられない画が出てくるので
長玉は比較にならないくらいD50の勝ち。
HPではひたすら画像のダウンサイズに努めますから
web公開ではどちらでも問題ありません。
そしてD50でデジイチに撮影フォームを変更しているので
コンデジが下手になっておりました。


岡本砂防堰堤は砂防の予算で築堤したけれど
お仕事は下流への導水路を見てもわかるように
貯水することがお仕事に入っていることは間違いありません。

各地でこういう砂防堰堤はよくあるようです。

だからマイクロ水力発電の候補になったのです。

下流に流れる水を消費される前に発電で一度使う事は水の有効活用です。
水力発電は水を消費しません。
水の力を使うだけ。

大きな電気は作れませんが
小さな電気を生み出せます。

堰堤に到着する前に右岸に大きなコンクリート製の貯水槽がありました。
この辺りは地場産業・越前和紙の生産地です。
来る途中に紙の神様を御祀りしているという神社もありました。
紙の生産にはたくさんのお水を使います。

砂防のお仕事と灌漑用水、地元産業のための用水に
更に発電のお仕事が加わることになる岡本砂防堰堤。

今ある施設を有効に。
頑張ってほしいマイクロ水力発電と砂防堰堤でした。