小原ダム(北陸電力) 見学再び その3

「堤体がよく見えるところに行きましょう」

と、右岸の管理用巡視路に連れて行ってもらいました。

わぁぁ♪
綺麗綺麗♪
ここからだと凄く綺麗に全体が見える


スーッと谷底に伸びる導流壁もばっちり見える。

こちらから見ると左岸の細尾根の薄さが分かりやすいかと思います。
停車している北陸電力様の車の後ろの道は尾根の真上の真ん中を通っています。
そして上から下まで枠工やモルタル吹き付けで固められていることからも
左岸がやはり弱いのでしょう。

なので堤趾導流壁でかっちり固めて
水流が悪さをしないようにしているのがとても心強い。


今までは全面越流ではありませんでした。
左岸のラジアルゲートしか水が出るところはありませんでした。

今回の工事で越流部は谷幅に近いほど広くなり
越流頂が長くなったことで越流水深は浅くなり
サラサラと美しい水が流れ落ちる姿になりました。


人里離れた山の奥
狭い狭い谷で小原ダムは長い冬を迎えようとしています。

元の堤体の形状を大きく変えた工事なのかもしれません。

でももともとの堤体を大事にしてくれた工事でもあったでしょう。

手術が終わって会いに来ました。
元気に働く姿で小原ダムは迎えてくれました。

見学のためにまたまたお時間作って対応してくださった
北陸電力大野電力部の方にお礼申し上げます。

ありがとうございました♪