尾口第一ダム 見学 その5
もう少し近づけたらゲートハウスの下の
鉄骨に貼ってあるプレートの文字が読み取れるのですが・・・
しばらく目を凝らしていると“ビスコン”という文字が読み取れました。
ゲートのスペックが書いてある銘板かと思ったのですが
どうやらゲートハウス下の鉄骨の防錆塗料のプレートだったようです。
しゅん。
ゲートのスペックが知りたいです。
変わった形のラジアルゲートなのです。
下流面に板が貼ってあるんです。
でもこの場所に今、北陸電力の方はいらっしゃいません。
後日、サイズだけはわかりました。
8.00×5.30mだそうです。
気を取り直して天端からゲートを見ます。
一番右岸側のゲートです。
放流していました。
ゲートをくぐった水が流れ落ちるに従い妙に飛沫をあげています。
真っ直ぐに流れていません。
そして川面までに大きな段が一つあるようです。
右岸から二つ目のゲートです。
こちらはゲートは全閉の状態なのに少し水がこぼれ出ています。
これはゲートが何かを挟んでいるのか
越流部に洗掘が生じているためなのか
判別はできませんでした。
それよりこの堤体に穿たれた穴に驚きです。
ダムの上流の砂防堰堤の水叩きを削った土砂
それはやはりこの堤体をこんなにも痛めつけていたのです。
右岸から3つ目のゲートです。
こちらも洗掘が顕著でした。
不思議なのは各ゲートで川面まで到達するエプロンの形状がすべて異なることです。
補修でこのような変わった形になったのでしょうか。
もともとこういうデザインだったのでしょうか。
一番、左岸よりのゲートです。
ここでは越流部のコンクリートが摩耗して石張りが現れていました。
堤体の左岸の端には流木路か土砂吐と思われる水路があり
綺麗な水を勢い良く流していました。
普段はここからだけの放流なのかもしれません。