尾口第一ダム 見学 その1

2009/11/29 更新

石川県を代表する河川、手取川。
白山を源流とする一級河川です。

知人と飲みに行って(私は専らコーラなのですが)日本酒のメニューに
『手取川』という文字を見つける度に「手取川や〜ロックフィルや〜」
と口にするのですが「その手取川ダムってどんなダムなん?」と
突っ込まれました。

「凄いでっかいロックフィルやねん。九頭竜ダムみたいな形やねん」
「そんなに凄いの?」
「めちゃめちゃでっかいらしいねん。そんで手取川第二とか第三ダムとかもあるねん」
「行ってきたん?」
「・・・まだ行ってへんねん」
「あかんなー。それは行ってこんと」
「行きたいよぅ。特に上流の尾口第一ダムっちゅーダムが物凄い色気満開らしいねん」
「・・・その色気満開の意味がわからへん」
「コンクリートの肌理がたまらんの」
「・・・すいませーん。○○、お願いします」
「あー、何で手取川頼まへんの〜」
「料理に合う酒っちゅーもんがあるやろ」
「手取川〜」
「そんなに飲みたかったら自分で頼み」
「車やもん。それに日本酒飲まれへんから5ccくらいでいいもん」
「今度、飲める時に頼んだらなめさせたるわ」

という、飲んでなくても年中酔っ払いと正しい酔っ払いの会話はさておき
庄川、神通川、常願寺川のダムは見てきたけど
未だ到達していなかった手取川にあるダムを見ようと
やってきました石川県。


北陸自動車道で石川県に入り片山津ICでおりました。
本線から料金所に行くまでの間に信号があるのに吃驚した片山津IC。
料金所を出たところを左折し降りたその県道(国道共有区間?)を
ずーっとずーーーーーっとまっすぐ走っていくとR360→R157と
迷うことなく手取川に到達しました。

R157をどんどん進んでいくと再びR360との分岐です。
ここでR157に進むと手取川ダムなのですが
尾口第1ダムに向かおうと白山スーパー林道につながる
R360をそのまま進みます。

川は支川の尾添川になります。


尾口第一ダムは白山スーパー林道の入り口近くにあるということなので
白山スーパー林道の標識を追って行けば到着できるはず。


朝の陽ざしに緑がきらきらしている尾添川の横を走っていて
視界に飛び込んできた砂防ダムです。

・・・・・?
なんか水の流れ方が変・・・


ちょうど道路の横に駐車できる未舗装のスペースがあったのでそこにパーキングして
そばに立っていた説明板を読みます。

視界にある大きな砂防堰堤は猿花上流砂防ダムというもののようです。
堤高12m。堤頂長88m。
副ダムも持っている立派なものでした。

しかし・・・


砂防堰堤の水通し部が思いっきり削られているのです。

150mくらい離れた所から見ていたと思うのですが
肉眼でもはっきりわかる削られた堤体。

て・・・・手取川水系  すげーっ・・・
砂防ダムもいろいろ見てきたけど
こんなにきれいに摩耗している堤体見たの初めてだ

目的地に到着する前にいきなりボディブローをくらわされたような衝撃でした。
手取川水系おそるべし。


そしてさらに進んで到着しました。
尾口第一ダムです。