尾原ダム 見学 その4


ここでまず目にしてぴょんぴょんはねて喜んでしまったのがこの導流壁♪

なんて高いんですか。
なんてかっこいいんですか。
このお洒落っ気が全くないお飾り無しのコンクリートの壁。
たまらんカッコいい♪


そしてそれを下から見るともう狂喜乱舞のコンクリートのいかつさ満開のこのデザインです。
質実剛健。
そして複雑。
計算しつくされたコンクリート壁の迫力がたまらんカッコいい〜♪


堤体のカッコ良さにメロメロになりながらも
管理所の方のご迷惑にならないように足を速めて
副ダムをきっちり見せて頂く。

オリフィスの高さが変えてあるので流量に応じて
流れ込む場所が変わります。

この時は16t/sという事でした。
オリフィスの高さは左岸側からふたつめが一番低く
右岸側からふたつめがその次に低くなっています。
その次が左岸側ひとつめで
一番高いのは右岸側ひとつめのオリフィスでした。

尾原ダムの試験湛水後に見学に来た人から
この不思議な副ダムについては質問を受けていました。
自分も分からなかったのでいつもお世話になっている中村靖治先生にお聞きしたところ
仕組みを教えて頂きました。

そしてオリフィスだから流木とか流塵がたくさん流れてきたら閉塞しないかなーという
事もお聞きしていたので管理所の方にそのまま質問をぶつけたところ・・・


ちゃんと副ダムの減勢工の水位低下のために排水ゲートがありました。
副ダムの水位低下が必要になった時はこのゲートがお仕事してくれるんですね。
さっすがー♪

洪水時には水の勢いも波も物凄い事になるので
流木や流塵は全部網場で食い止められないこともあります。
網場をくぐったり、時にはゲートもくぐってくる事があるんです。

そういう意味では尾原ダムは常用洪水吐も深い所に設置されているので
流木などがゲートをくぐる確率は非常に低いでしょうし
副ダムのオリフィスが目詰まりするなんてことは杞憂なのかもしれませんね。


副ダムの傍から眺める堤体。

ホントにカッコイイ!!

武骨でいかつくてたまらんカッコ良さ。
バケットカーブもない
導流壁と堤体のすりつけのカーブもない
殆ど全部直線
エプロンのカーブとか以外全部直線


ここに乗れたらいいのにな
ここに立てたらいいのにな
鉛直たまらん。


下流の河道は綺麗に護岸されています。
下流側への進入路は途中でフェンスがありますが
真向きで眺められる場所くらいまでは入ってこれるようです。


この水路は堤体右岸の沢筋からの流路です。
きちんとコースを決めて整備しておけば崩れたりしないで安全に水を流せます。


あっちもこっちも撮りたくてきょろきょろしてしまいます。
どうしても、ぴしっと立つこの導流壁がカッコよすぎて
こっちにばかり目が行ってしまう。
いかんいかん。
その段に乗りたい。
ああ、いかんいかん。
というか、もともとそこに入るルートはつけられていない。