布目川発電所 その3


こちらが布目川発電所になります。


木津川で一番落差のある水力発電所です。
有効落差、111.0mあります。


発電所と木津川の間にはしっかりした擁壁。
その擁壁の前にあったのがかわいいイラスト地図。


高山ダムの直下左岸にある高山発電所。
いつも天端レベルより高いところからしか見られませんが
機会があれば近くまで行ってみたい。


名張川と木津川の合流点のすぐ下流にある大河原発電所です。
ここはとにかく取水堰堤が美しいし貯水池内の沈砂池が素晴らしい設計。


この場所からすぐ近くの閘門装備の取水堰堤、流れ込み式でダム式の
相楽発電所です。イラストにもちゃんと閘門が描かれていて嬉しい。


そしてここ、布目川発電所です。
イラストに落差がご自慢っぽく水圧鉄管があるのが良いです。


布目川の方に進んでいくと取水堰堤方向に続く道があります。


上流の布目ダムと名張川の高山ダムの放流時サイレン吹鳴の注意看板です。
どちらのダムの放流もこの合流点で水位に影響しますので両方設置されているのかと。

特に高山ダムはいつも右岸の有市地区にとても気を使いますので。
R163水没寸前まで水位が上がる木津川です。


少し進むとまた鉄管路です。


下を見ると布目川に放水されるルートです。
注意書きもありました。


位置から考えて、上部水槽の点検時に抜水で使う余水路の管ですね。


そして地図にも名勝として載っている甌穴群。
真面目に探しませんでしたので甌穴の写真なし。


発電所前に戻ってきました。
布目川の上にかかるJRの橋。
その下に布目川と並行して流れているのが発電所からの放水路です。


勢いよく水が流れ出ていて
今、いっぱい電気作ったよ!!
と言ってくれているようでとても気持ちが良かったです。


ということで笠置駅までてくてく戻ることにしました。

木津川で一番の落差の水力発電所。
気になっていつか行こうと企てていた布目川発電所に
てくてく行ってきたレポートでした。