野村ダム 見学 その3


川の流れを見ていくと左右が緑に覆われていて
山の向こうにある市街地とか全然見えません。
凄い山奥みたいですがそんなに凄いへき地にあるわけではありません。

下流側の管理道路が見えているので後で行こうとわくわく。


選択取水塔です。
天端からここまで近づけるというのも凄い。
堤体の形状に左右されますが大抵、少し離れてます。
ここまで近いと見上げられるので圧巻ですね♪


クレストゲートから減勢工を覗き込みます。


そのクレストゲートの銘板。
塗装がぽろぽろ。
16.0×12.8mのゲートです。
これはかなりでっかいです。

建設省時代のダムです。
「放水設備」と書かれていますね。
この頃はまだ用語の統一はなかったようです。


コンジットゲートにはデフレクターがありません。
コンジットらしいコンジットなのでゲートは深部にありますし
デフレクターがいらないのかなと素人考え。


これは予備ゲートの方の銘板。
鋼製グループレスローラーゲートってどんな特徴のあるゲートなんでしょう??


直線で構成された男らしい導流壁と減勢工。
幅も実に広いです。
なんだかここの放流は物凄く豪快なのではと思ってしまいます。


天端をとことこ進んで右岸に近づいてきましたら
ダム湖に巨大なフロートが浮かんでいました。
イベントで使うものなのでしょうか。
乗りたいですね。


右岸の天端親柱に肱川の文字が入っていました。

パンフレットによると肱川は昭和18年と20年に大洪水に見舞われたそうです。
そして洪水対策としてまず下流の鹿野川ダムが造られましたが
それだけでは十分な洪水調節ができないため
野村ダムが作られることになったそうです。