二風谷ダム見学 その2


二風谷ダムの貯水池は総貯水容量3150万m3
どのくらいの範囲がどのくらいの厚さの氷で覆われるのか
イメージ付きません。
雪原だし。


ゲートピアに可愛らしい天端照明を発見しました。
北海道だから可愛いだけじゃなく対雪仕様であると予想。
上流にできた平取ダムの貯水池湖畔にはスズランの群生地があるそうですし
モチーフはスズランなのかなと。


常用洪水吐の減勢工と非常用洪水吐の減勢工の間の壁。
雪の合間に見える水がとにかく綺麗でした。


しかし片側だけでなく上下流にゲートとゲートハウスで
これだけの壁があるというのは実に新鮮。


日本一のローラーゲートを並べている天竜川の船明ダム天端で感じる
圧倒的な巨大さとはまた別の圧を感じます。


ゲートを覗き込めるところではなんとか写真を撮ろうと頑張りました。
良い赤いゲート。


そして転ばずにたどり着きました二風谷ダムが誇るスペシャルな設備。


二風谷ダムに設置された魚道は他にない特殊な構造なのです。

ただでさえ、ハイダムに魚道をつけるときは
幾重にも折り返す長い長い魚道を設けないと
ダムの高さを超えていくことができないので大変なのですが。

※ものすごい高さでもそれを一気に解決しちゃう
DASシステムのエアリフト魚道は性能が高すぎる上に
そもそもの思想が別物なのでこの魚道とは比較対象外とします


二風谷ダムのスイングシュート式魚道。
何がすごいって貯水池の水面高さに合わせて
魚道自体がラジアルゲートのように動くのです。


ちょっとその発想はなかった。
考えた人偉い♪


奥に支点があって手前側が上下に動きます。
魚道の中の壁は実績のあるスタンダードな全面越流階段式。
遡上する魚の種類と大きさに合わせて選ばれています。


魚道の横まで行けるようだ゛ったので転ばないように気をつけて降りてきました。


あ、ここからだと凄く堤体が…厩舎のようなゲートハウスが
二風谷ダムらしい画が撮り放題。


この長大な魚道が可動式とは♪
でっかいギミックにウハウハしてしまう♪


右岸の発電所からの水がさらさら出ていました。
さすがに魚影は見えません。


このくらい離れると影になって奥まっていることから
赤いゲートが目立たなくなるんだなと。


どうしてもゲートハウスが目立ちすぎで個性的ですから。
二風谷ダムといえばこの画になってしまうのは仕方ないですね。


とりあえずこれがお気に入りの一枚です。
二風谷ダムのハイスペック、スイングシュート式魚道御近影♪

名前だけはずっと耳にしていたけどなかなか来ることができなかった
二風谷ダムに尾山様のお陰で御挨拶ができました。
ありがとうございます。