長篠堰堤 見学 その2


道路から眺めていても仕方がないのでとりあえず近づけるところまで近づくことにしました。
釣り堀という事です。
釣った魚は指定の料金を支払えば食べるためにテイクアウトもできるらしい。
しかし私の足元のいけすというか池には体長70cmくらいのコイが泳いでいたんですが。
これも釣るの?釣る人いるの?

朝早い時間だったので周囲には誰もいません。
ぽてぽてとコンクリート舗装された通路を下りていくと
突然騒がしい何かの鳴き声が。


声をしたほうを見ると
一瞬、ビビって後ずさりしてしまうほどの勢いで
ガチョウ船団が派手な航跡を残して急接近!!

勢いに気押されていると上陸して行く手の草むらにドーンと居座られてしまいました。

ガチョウは体が大きいし気性が荒いし大きな鳴き声も出せるという事で
番犬代りに飼う事もあるというエピソードが頭にあったので
触りたいけど攻撃されるんじゃないかとびくびく。

ごめんっ
ごめんっ
餌持ってないのだよ
許してくれっ
ダム見に来ただけなんだよぅ
ああ、真っ白だなあ
ふわふわなんだろうなぁ
翼の下に手を入れたいなぁ
そんなことしたらつつきまわされるんだろうなあ
うう触りたいけど我慢ー


と、やや不満げなガチョウの横をそーっと通り抜け敷地内を移動していきます。

もともと渓谷にあった岩盤の隙間をコンクリートで埋めて水深の浅い池をいくつも作っています。
非常にナチュラルな景観。

しかし
近づくにつれ
水煙はすさまじくなり
この写真を撮っているあたりでは全身が既にぼとぼとに。


余水吐から怒涛の流れで落ちる水は勢いが良すぎて
真下に落ちずに斜めに落ちているような状態。
オートフォーカス殺しの水煙。
ピントが合わせられない。

そして風向きによってはもうカメラを上着の下に隠すしかないというほどに
水煙が襲ってきます。

撮るタイミングを計って立っているだけ雨の中を小一時間歩いたかというくらい濡れまして
帽子のつばから水がぽたぽた落ちてきます。

これ、撮影として絶対失敗だな
でも写真を撮るっていう目的じゃなくて
濡れても支障のない服装で涼をとるという目的だったら
最高なんだろうなぁぁ


水煙でちゃんとした姿がとれていませんが
余水吐の先にあるここにお水が到達したら
国内初縦軸水車が回りだすのです。