明谷ダム 見学 その4


ずりずりと杉林から道路に戻ってきました。
横から見る明谷ダムです。

本当に堤高から考えるとこのピアというか堤体導流壁というか
扶壁構造にして堤体堰を減らしたかとか
色々な想像を掻き立ててくれるんですが
その不思議さを伝えられる写真がちゃんと撮れていません。


うろうろしていると
立ち入り禁止区画のフェンスはにないことが分かりました。
天端は通れるようになっていたのです。
奥を見ると人家の屋根が見えました。
その為に通れるようにしてくださっているようです。


ありがたく天端から堤体を見せて頂きます。
左岸の取水口は堤体にぴったりくっついている距離です。


下流を見るとこんな階段が!

こ・・これ降りられたら真下から見られるのに。

昔は下りられたのかもしれませんが
現在はこの通路への入口は立ち入り禁止でフェンスの向こうです。
残念。


しかしほんとにこのピアと呼んでいいのか謎のブロック。
ごっついですねー。


ローラーゲートです。
扉体はとっても華奢な造りです。


「THE SIDE WAY」の管理人・あつだむ宣言!様曰く『ちっこい宇奈月』
うまいこと言いますね〜♪

まさに“でっかいダムのゲート周辺だけを切り取って据え付けたような”
“ゲートとピアだけでできているような”
そんな堤体です。

扶壁的要素なのか
堤体積節約要素なのか
元々の地形と地山がどんな風だったのかを見ないと
分かりませんが風変わりなのは間違いないです。


取水口の前にはられた網場。
お水綺麗ですねー。


一段低い一番左岸よりのゲート。
越流しても大丈夫そうなデザインですね。
前後二枚で構成されているように見えます。
二段式かな?


左岸に藤の花が咲いていたので一緒に撮ろうとしましたが
どうにも無理があったようです。
美しく撮れていません。


しかし下から見上げたかったですねー。


下流面真向きに一番近い写真です。

剣山の麓で静かにお仕事をしている変わり種、明谷ダムでした。