室牧ダム 見学 その2


左岸は天端の端で行き止まりになっていて
山のダム湖側にトンネルが設けられています。
下流側には昇降したくないくらいの勾配の階段が。


トンネルは選択取水設備に行くための通路のようです。
尾根をはさんで細かいスクリーンの取水設備が見えています。
ああ、これは発電用の取水設備のスクリーンだなと目の細かさでわかる。


管理所玄関前に来たら管理所の奥の窓越しに
どうやらダムが見えるということは分かったのですが
一般の見学は受け付けておられないので諦める。

でもダムカードとパンフレットはいただきました♪


更にじりじりとビューポイントを探して移動していると詳細な説明板を発見。
これは嬉しい。


ドームアーチですね。

すごいな。
黒部ダム(関電)が竣工する1年前、昭和36年に竣工したということですが
ちゃんと腰折れでしっかりドームアーチ。
綾北ダムのようなアンドレ・コインの理想形ドームアーチとは少し異なりますが
ちゃんとオーバーハングしています。
越流部だけ庇のように下流側に伸場してあるタイプとは違うのです。

そしてこの図
なんとなく真名川ダムの説明図と似ている。
作成された会社が一緒なのか?


多目的ダムです。
お仕事はFNP。


ばっちり書かれているドーム型アーチ式コンクリートダムの文字。
堤体積凄く少ないですね〜。
そして鋼製ゲートはクレストに2門とコンジットに2門。


ドームっぷりを撮りたいがビューポイントが難しい。
色々アングルを考えていると目に飛び込んできたのか…

こ、これはっ!!
スラストブロックだ!!
こんなにわかりやすくスラストブロックが見られるなんて!!
スラストブロックがこんなにくっきりはっきりばっちりわかるのって珍しいよ♪