武庫離宮の天皇の池 見学 その4


そしてこの場所にもちゃんと説明板が立てられていました。
須磨離宮公園内にあるものと同じ物です。

“池の横にあるトンネル(隧道)は、大雨の時に土砂水の「う回路」として掘られたようです”

という文言が。


こちらは第二回 排砂バイパスに関する国際ワークショップで
神戸市水道局の松下様が発表されたスライドです。

天皇の池の図面が紹介されていました。


しかし
どういう経緯があったのか不明ですが
現在の天皇の池はこの通り
堤体の下流側をきちんと埋め立ててあります。
下流側の石張りを確認することはできません。


別にとても堤体積が少なかったためという風には見えないのですが…。
上流面はちゃんと鉛直で今も水深をきっちり確保していますし。


新中地山ダム状態の天皇の池です。


薄濁りの水は周囲の木々をくっきりはっきり映していて
最初はよくわからなかったのですがじっと見ると貯水池の底まで見えています。
湖底に溜っているのは砂というより周囲の木々の落ち葉でした。


森の中で今も満々と水を称える天皇の池
ある程度の山道は登らねばなりませんが
家族向け探索コースですからそんなに物凄く大変ではないし
凄い距離を歩くわけでもないので足元しっかり固めておけば
問題なくたどり着けると思います。
虫と蛇のシーズンには対策を万全にしてください。

幻想的な湖面が印象的な武庫離宮 天皇の池でした。