森と湖に親しむ旬間2024 その3

クレストゲートがゆっくり開きだしました。
機側操作で開けているんですかとゲートハウスを覗き込んだら
管理所から開けているという事でした。
そして一度に30cm以上開かないように
定期的にガコン!!と止まりまた操作が行われて開き始めるのです。
こういう安全装置があることを一般の人にちゃんと知ってほしい。
ダムが急にゲートを開けたから洪水になったという人がいるので。
急に開けられないようになっているんです。
そして急に開けられないために
とんでもない大雨が来た時には
ゲート操作が貯水位の上昇に追随できないから
流域面積が小さい補助ダムなどではゲートレス化が進んだのですし。

朝早くから並んで受付して見学の権利を確保した皆様。
一番早くダムに来ていましたが皆さんに順番をお譲りしたので
私とよっしー様は最後の方。

順番が回ってきましたら安全帯をすちゃ!!っと装着し
すたたたん!!と先に降りて
よっしー様が慎重に降りてこられる様子を写真に撮るなど。
高所喜々症、るんるんして止まらない。

わぁい♪
ゲート開いてるぅ♪

越流頂確認♪

ダム湖見えまーす。
お空は見えにくいでーす。

減勢工見下ろし♪
ひゃっほう♪
上段キャットウォークより飛び出しているアンカレージ架台の上からは
こんな感じで覗き込めます。

反対側には閉じているゲートです。
洪水時にここが開くような雨が来ませんように。
無敗の真名川はレコード更新し続けてくれるはず。

大喜びの参加者の様子を横から撮影班の方が撮ってくれていました。
一番ドタバタしていたのは多分、私。

一組二人で時間は5分。
写真撮るのに精いっぱいです。

あと一分の声がかかったのですたたたっと階段を上って
途中から撮影をしたりしてました。

よっしー様はスマホスキルが高いので
ここでダム愛好家仲間の皆さんをタイムラプスで撮影されたりしていました。
クレストゲート見学、楽しかったぁぁ。
◆

クレストゲートと並んで今回の森湖で先着順、申込制になっていたのが
コンジットゲートからの抜水を下流から見られる企画です。
コンジットゲートからの抜水は昨年の森湖でも行われたという事で
その様子はSNSに上がっている動画でも確認できました。
人数制限があるのは単純に下流の広場は狭くてたくさんの人が入られないことと
エレベーターの輸送能力の問題です。

麻那姫の下の写真が抜水の様子です。
高圧ラジアルゲートなので開くときにはまず
堤体のコンクリートから鋼製ゲートを圧着解除します。
この時にゲートの周囲からふわーっと水が出始めてその量が
少しずつ多くなっていくのがとても美しいのです。
◆
コンジットゲートの圧着解除中と、ゲート開になった時の水の出方は全く違います。
手元に天ヶ瀬ダムのコンジットゲートが開くときの写真がありましたのでそれで説明します。
圧着解除し始めたときは少量の水がしゃわわわわっと吹き出す感じ。
徐々にゲートにかかっていた圧力が弱まっていくと周囲からどんどん水が噴き出し始めます。
相当の水が出ていますがこれでもゲートの圧着がほぼ解除されただけ。
ここからゲートが開きます。
ゲートが開いた瞬間にどーん!!と水が飛び出しました。
色も勢いも全く別物。
これが高圧ゲートからの放流です。
圧着解除中とは水の勢いが全く違います。
◆
この日の麻那姫湖の貯水位はEL337.4 mくらいで、コンジットゲートより高いので
普通にコンジットゲートを開いたら水がどーーーっと出てきます。
それは無効放流。
もったいない もったいない。

現地に会った説明パネルです。
コンジットの高圧ラジアルゲートを開いても貯水池の水が出ないように
貯水池側に呑口を塞ぐ制水のための予備ゲートをおろしてあります。
なのでこの抜水というのは堤体のコンジットチューブの中の水を抜くだけなので
上の図の赤い矢印で示した管の中の水が出るだけです。
お水を無駄にするものではありません。

時間になりまして直下の噴水横の観覧スペースに移動してきました。

クレストゲートも全開でキープされていたのでこんなビューでした。
エレベーターでどんどんお客さんがやってきて待つこと30分。

そろそろかなーと思っていたら左岸側の1号コンジットゲートが圧着解除されました。
しゃわわわわわ♪

続いて2号ゲートも圧着解除。
しゃわわわわ×2♪

水流の形がぐわっと変わった瞬間。
ゲート開きました。
予備ゲートが閉まっていてコンジットチューブ内抜水なのでこのくらいですが
予備ゲートが下りていない状態でコンジットゲートが開いたら
出てくる水の勢いは半端ないです。
そう考えると、一般の方も子供さんもにこにこワイワイきゃいきゃい素敵ー♪
と鑑賞できるのはやっぱりこのくらいの時間と水量がベストなのかなと思ったり。
天ヶ瀬ダムでゲートが開くとき、開いているときの減勢工横で見学とか
色々見てきましたが水飛沫がひどすぎてゲートの方を向けなかったり
いつ開くのか知らないとそもそも見られるものでもないし
こういう企画をできるダムは少ないですがイベント向けだなと思いました。
というか、この企画をしているダムは全部コンジットゲートを持っている
アーチダムばっかりのような気がします。

6月にコンジットゲートを開ける操作をしていたので
最後に茶色のお水は出ないかなと思っていましたが
お約束のように出ました。
なんでかなー。
ゲート閉めてる間にシルト分が管の底に沈殿するのかなぁ。

抜水終了です。
ゲートはこのくらい開いていました。
ほんの少し。
それでも貯水位によっては凄い高圧なので
とんでもない勢いで水が出でてきます。

森と湖に親しむ旬間でダムに久しぶりにやってくることができました。
ここのところ、全然この時期にタイミングよくお休みを獲れなかったので。
ダム仲間ともたくさんお話しできてやっぱり森湖はいいなと幸せな気持ちで
真名川ダムを後にしました。
現場からたくさんポストしたくても電波がないのだけがさみしいポイント。
それができたらもっともっと真名川ダムにはお客さんが来てくれると思うので。
大野市に降りてから美味しいおそばを頂き、いつものお買い物ポイントで
お米をはじめ、美味しいものをたくさん買って帰りました。
九頭竜ダム統合管理事務所の皆様、福井県の皆様
暑い中、準備大変だったと思います。
お疲れさまでした。