森と湖に親しむ旬間2016 その3


真名川ダムの堤体見学で一時間以上、最大二時間近くの待ち時間が発生した盛況ぶりに
待ち時間の間に笹生川ダムに見学に行っちゃおうと離脱した人も多かったらしく
笹生川ダムでも見学渋滞が起きたと耳にしていましたが
お昼過ぎにそれが解消されたという情報を得て
真名川ダムにいたダム仲間と一斉に笹生川ダムに移動します。


到着しました。そんなに遠くないので。


受付は二階ということで慌てて階段を上がります。
ゆっくり見られませんでしたが玄関ホールにはいろいろ展示もありました。


図面をきっちり撮れなかったのは心残りだけど見学時間が心配で走る。


ということで堤体見学です。
管理所を出てまず目の前にある増設されたトンネル式洪水吐。


昭和40年、奥越豪雨で堤体越流を経験した笹生川ダム。
安全に洪水を流下させるために造られたトンネル式洪水吐です。


現在は国土交通省管理の直轄ダムの再開発で
鹿野川ダム、天ヶ瀬ダムのトンネル式洪水吐が有名ですが
再開発でトンネル式洪水吐を増設したのは笹生川の方がずっと歴史が古いのです。
昭和52年10月に完成しています。


トンンネル内部の写真も見せて頂きました。
綺麗な馬蹄型トンネルですね。


水平に見えますが1%の勾配が付いています。

笹生川ダムの洪水吐については2007年に藪こぎして川落ちして
直下から見せてもらった写真をレポートに上げていますので
そちらでご覧いただけたらと思います。


堤体を見るとクレストのローラーゲート少しだけ開けてくださっていました。
当初、真ん中だけ可愛らしく開けようと思ったら
連動式だということで全門少し開いたというオールドダムならではの個性的エピソード。