MM2014 真名川ダム その3

次々到着されるスタッフの方がてきぱきお仕事。

そんな中、堤体見学通路の鍵を開けに行くけどついてきますか?
というお話があり、大喜びでついて行かせて頂きました。

真名川ダムの堤体見学ルートは地下のトンネル部分が長いので
高齢の方や閉所恐怖症の方には注意が必要です。

距離も心配の種ですがそれは事前に注意事項としてお伝えすればなんとか防げる。

問題は動物と昆虫だったりする。

蜂の巣は駆除しておかねばならないし
怪しい藪は刈っておかないと蛇が出たら嫌という人もいる。


鍵開けの途中で見せて頂いた小放流バルブ直下!!

きゃ〜!!
きゃ〜!!
きゃ〜!!
やっぱり綺麗だっ!!
ホロージェットバルブ綺麗だよぅ!!

バルブの最低開度で噴水と併用しても大丈夫な量を調整してくださっているとのことでした。

真名川ダムにおいて普段はバルブやゲート放流がある時、噴水は停止します。
何でこれが可能になったかというとちゃんと理由がありました。

第2期洪水貯留準備水位にまで下げる必要があった

数日前にどかっと雨がこのエリアに降った

発電放流だけでは決められた貯水位まで中々下げられないのでバルブを開けている

流入量が少なくなってきていたので丁度当日17時まで放流の予定だった

森湖イベント当日

最低開度で放流すればイベント終了の頃までに目標貯水位に到達できる

折角なので両方出してお客さんの目を楽しませてあげたい

わーい わーい やったぁぁ ラッキー

森湖でお越しになるお客様の為になんて嬉しい演出でしょう。
というかお天気に感謝。
数日前にドカっと降って当日晴れていたから出来た技です。
こういうのはホントに貯水位次第なのでなかなか難しい。
まさに見られるかどうかは運を天に任せねばならない。

九頭竜川ダム統合管理事務所の方のご判断に感謝感謝。


見上げながら思ったのは温井のツイン波動砲。
温井の放流は見たことないけど多分こんな風に見上げられると聞いているし
観た人が狂喜乱舞するの分かるなぁとるんるんしてしまいましたが
いかんいかん、今は鍵開けの途中。
イベント準備の足を引っ張っちゃいけないスタッフもどきの自分。


名残惜しいですが小放流バルブから離れます。


そして堤体下流までの地下トンネル。
今まで特に展示もなくて殺風景だったのを
職員の方がパネルや展示で楽しく飾ってくださっていました。

思いっきり鍾乳石として飾られておりますこれ。
石筍でしょうか。

ダムでは監査廊で時々見られますが大きさはさまざまです。
1年で46cm伸びた例があるという事が記載されていましたが
いったいどこのダムの話だろうかと気になる。
そういうのは大事に取っておくと床にくっついて柱になるのにとても興味がわきます。

50年以上のダムでないものかしら〜。
あ、普通は邪魔になるからと除去されるので残らないのかー。


こちらは原寸大の真名川で取れたお魚。
めちゃくちゃ大きいイワナの写真にお腹が空く。
うう。イワナの塩焼食べたいよ。


そしてついに第二世代になりました真名川 隼くん。

2008年の森湖全国大会の前から堤体に巣を作っていて
威嚇されたこともしばしば。
雛が育って世代交代したそうです。

当日、天端を歩いているとカラフルな小鳥の羽根や翼がぱらぱら落ちていました。
明らかにこれはヤマセミくんだなとかカケスくんだなとわかる羽根。
隼くんのご飯になったんですね。


長い通路を通って下流の維持放流棟に出てきました。
通常の見学コースはこの維持放流棟から堤体側に設けてあるスペースで
噴水を間近で見ることができます。