森と湖に親しむ旬間 2010 その5

到着しました九頭竜ダム。
まだイベント前なので静か。
そして吃驚するほど水位が高い!!
こんなに水位が高い九頭竜ダム見たのは初めてかも。
管理所のある部分が島のよう。
ガスでけぶる背景の効果もあってとても幻想的。

ここでも合歓の木の花が満開です。
ゲートの真ん中あたりまで水が貯まっています。
例年、7月、8月はこの位の水位なんですよ。
ゲートが半分水没している今の水位が
どれだけ高いかわかって頂けるかと思います。
九頭竜ダムの常満付近での水位1cmって物凄い量なんですが。

さぁ、今日はイベント日。
堤体直下の電源開発・長野電力所の皆様も発電所見学で頑張られます。
ダム愛好家も頑張らねば。

管理支所の前の花壇のお花も元気いっぱいです。
うろちょろしている時に管理所の宿直の方が出てこられました。
「おはようございます」
「おはようございます〜」
「イベントは10時からですよ」
「はい。お待ちしてます〜」
「熱心ですね」
「今日、ここで開催してもらう写真展の企画の者なんです」
「あ、そうなんですか」
「それにしても水位高いですね〜」
「こんなに高いのは珍しいですよ。この時期では初めてじゃないかなぁ」
「いつも下まで見えていますもんね。九頭竜でこれだけ水位上がるって今年はよっぽど降ったんですね」
宿直の方は地元の出身という事で吃驚するような当時のお話を聞かせて頂くことができました。
「このダムが出来る時は当時の村長が頑張りました」
「はい。昔の役場でお聞きしました。水没する村の記録もフィルムで残して下さったそうですね」
「電源開発の人が話を持ってきたわけですが村の人がこんなに早く移転に同意したのには
伊勢湾台風の影響が大きかったんですよ」
「伊勢湾台風で九頭竜流域にそんなに被害が出たんですか」
「他にも大きな台風は来たけど伊勢湾台風の時の事は今でも覚えてますよ。9月の26日ですね」
九頭竜川流域では伊勢湾台風の他に第二室戸台風でも甚大な被害が出ました。
でも宿直の方は日時を覚えておられたので間違いなく伊勢湾台風の時のエピソードです。
下流の具体的な地名と地形を思い出しながら被災した時の様子をお聞きすると
水害の恐ろしさが本当にリアルに伝わってきました。
「だから洪水から町を守るためにダムは必要だという気持ちが皆の中にあったので
ここは早く作ることができたんだと思います」
奥越電源開発
そして国交省が関わるダム
発電と治水
地域の方に大切に思われているダム
そんな事をお話していて感じられてテンションあがってきました。

管理所1階の玄関ホールにどーんと展示された写真展のパネル展示ボード。
フィルダムの見分け方と実物写真と解説をメインに展示です。

そして周囲には恐ろしい数のふかちゃん様作、ダムマニアカードの一覧展示。
数えてないけどダムマニアカードの写真を合わせたら
このスペースにダム写真は多分970枚以上はあるはず。

イベント開始後、お越しになる方が熱心にダムマニアカードをご覧になり質問も多かったです。
「このダム、この間、行ったけどダムカードないって言ってましたよ」
「これはダムマニアが個人で作ったものなんで公式ダムカードとは別のものですよ」
「これ貰えるんですか」
「イベント用に作成したワンオフものですので差し上げられません」
「電力会社のダムってダムカードないんですよねぇ」
「いいえ。中部電力様の井川ダムでこの3月から配布開始になりましたよ」
「今度、御母衣ダムの見学に行くんですよ。地下発電所見学させてもらうんです」
「おぉ。例のバスツアーですか。私も先月、見せてもらいました。カッコいいですよ〜。楽しんで来てくださいね」
「これ(高瀬ダム)凄いですね。ここって見に行けるんですか」
「はい。東京電力さんがバスツアーを用意してくれているのでどなたでも見に行けますよ」
「このダム(南相木)綺麗ですねぇ」
「日本一白くて美しいとマニアの中でも一押しのダムです。
上からも下からも見られるように公園整備されていますので是非♪」
「徳山ダムのこの放流はいつ見られるんですか」
「これと同じ6門放流はもう二度と見られないと思います。試験湛水の時の写真ですので。
ゴールデンウィークには常用洪水吐の放流をして下さることがあるので見られますが
大渋滞になるので気をつけて行ってくださいね。徳山ダム大人気なので」
フィルダムの型式選択についてや
原石山と位置関係
アースダムの高さ制限など
勉強していった内容をフルに出さねばならないような質問もあり
お客さんがダムに興味を持ってくれていることを実感できました。
1時間近くかけてダムマニアカードを丹念に見ておられたお客様もおられました。
定年になったらダムカードを集めるんだと御夫婦でにこにこお話し下さった方もおられました。
すっごく嬉しいです。
でも隊長体調不良。
なので本日も頑張ってくれるお手伝いさんに頼りっぱなし。

そしてこの日、特別公開されることになっていたのが洪水吐横にあるこの冬季連絡通路です。
冬ならまだしも夏にここを昇降するのはかなり凄いこと。
トライする人いないんじゃないか〜と思っていました。
でも猛者がいるんです。
九頭竜ダムから冬季連絡通路をおりて発電所見学をしてまた昇ってくるという
恐ろしい事に挑戦する人が。
多くは御家族で来てお子さんとお父さんが階段で下ってお母さんが車で下に迎えに行くというパターン。
でも中にはご高齢にもかかわらず下って登ってきた方もおられましたし吃驚しました。