森と湖に親しむ旬間 2010 その2


今年も人気のオガ粉・堆肥と流木の無料配布。
カブトムシは今年ないですよ〜。

お客さんは昨年、一昨年のようなどっと押し寄せる感じはないんですが
コンスタントにお越しになる。

なんでも大野市内で「越前おおのとんちゃん祭」という
美味しいイベントが同時刻に開催されていたらしい。
美味しいものには流石に勝てないかっ。

と、心配していましたがお昼前にすでに150人突破。
お客さんが少ないように感じるのは昨年までの異常な数を見ていたからです。

でもこの位の人出だったら凄くいい感じ。
お客さんにゆっくり写真も見てもらえるし解説にも出やすいし。

そして駆けつけてくれるダム愛好家多数。
ふかちゃん様が撮った貴重な写真に吃驚される方多数。

しかし

「この放流の写真が撮りたくて来たんですけど」
と、真名川ダム管理支所の方が点検時に撮った写真を示す方がいらっしゃるんです。

「この放流をしている時は噴水が上がらないんですよ」
「噴水は去年撮ったから」
「昨日までここから放流していたんですけどね」
「来ればよかったなぁ」
「い、いや、ここから放流している時とかゲートから放流している時は見学できませんよ」
「あ、そうなの」

ダム愛好家の方はまた着眼点が違っていて希少写真に吃驚されていました。
わはは。
開催した甲斐が在った。
提供して下さったふかちゃん様、Hisa様、宮島様、あつだむ宣言!様、
おざすきぃ様、だい様、東京電力様ありがとうございます。


お昼くらいのパーキングの様子。
お客さん出入りひっきりなし。

パーキングが集客を左右するんです。
スペースがあってよかったなぁ。
このスペースが無い為にイベントできないダムって多いからなぁ。

「夜雀さんも堤体見学行って来てくださいよ」
「今年はお客さん視点でイベント楽しむって言ってましたよね」
「間欠噴水、綺麗ですよ〜」

と、皆に勧められて堤体見学最終組に行ける事になりました。


いつもお世話になっている管理支所の方に詳細な説明をいただきながら堤体見学。

お子様大はしゃぎ。はしゃぎ過ぎ。
親御さん大変。


私は何度も入れて頂いたこの通路もイベント日に見るとまた違う顔ですね。
つーか、私がキャットウォークに入れて頂いた日って大抵、冬ごもり前の寒い時だから。
別の顔になるのも当たり前か。


発電所に向かう通路。
長い長い。


そしてこの壁に落書き発見。

「これって結露に書いているだけですよね」
「はい。でもこれ、何年も前のなんですよ」
「え!!何年も前の落書きが残るんですか。結露なのに」
「なんでこういう現象が起きるのかわからないんです。指についている皮脂が関係しているのかな?」
「すぐ消えると思って皆書いているんでしょうけど何年も残るとか聞いたら気軽に触れないですね〜」

ということで
数年前に書かれた「ダムマニア」の文字を数か所に発見。
かなり高い所に書いて在ったから背の高い人が筆者である。
私ではありません。


不思議な現象を目にした後、いよいよ噴水に到着です。


これが河川維持用噴水。

国内にダム、数多くあれど堤体の下流側にあって河川維持用水を
ダム湖の水圧だけで出せるようにしているこのシステムは真名川ダムにしかありません。

ダムの噴水と言えばダム湖の曝気装置を利用した物があちこちにありますが
下流側って真名川ダムだけだと思います。