森と湖に親しむ旬間 2010 その1

2010/8/1 更新

今年もやって来ました、森と湖に親しむ旬間。

昨年は九頭竜&真名川ダムと横山ダムでダム愛好家による写真展を開催して頂きました。
そして今年はまたまた九頭竜&真名川ダムでお世話になる事になりました。

3年目か〜
お世話になりっぱなしだけど今年もお願いしちゃおうかな〜
御迷惑にならない範囲で〜

と、呑気に構えていましたがダムシーズン到来の4月末にもなると
もう気持ちがそわそわしてきました。

いつも真名川会場にしか行けていないから今年こそ九頭竜に詰めたいな〜
九頭竜はお客さん多いってお話だもんね
写真展のテーマは何がいいかな〜
そろそろ全国のアーチダムの写真がコンプされそうな勢いだし
真名川でアーチダム写真展したいな
そしたら当然、九頭竜ではフィルダム写真展だよね

などと夢ばかり膨らんでいたのでアーチダム写真展に備えて
国内でまで姿を見られていないアーチダムのリストを作っていた
ゴールデンウィークに突然電話がかかって来ました。

「こんばんは」
「こんばんはー。どーしました?」
「今、奄美大島にいるんだけど」
「・・・何故、島?まさか」
「新住用川、落としたよ」
「えええええええ!!」
「この後、尾立もいくからさ」
「私が行かねばと思っていたのにぃぃ。ありがとうございます」
「なんか大変だけど頑張ってみるね」

難関とされていた奄美群島と屋久島・種子島のダムめぐりを企てた
Dam's roomのふかちゃん様からの電話でした。
ここでいきなりアーチダム写真展の目玉がドンと増えました。

私はと言うと見学申請をして公式見学しないと中々見られないアーチダムを地道に落とし
アーチダム写真展に備えていた時に真名川ダムから今年も場所をお貸しできますという
有難いお話をいただき、アーチダム写真展が一気に現実のものに。

そして九頭竜ダムではフィルダム写真展です。
素敵なフィルダムの写真を仲間に声をかけて集めつつ
フィルダムの説明を作成しました。

説明文を作りながら勉強。
現場で質問を受けたら答えられるように勉強。

着々と準備を進めます。


そして森湖イベント前日。
体調不良に睡眠不足にサービス残業。
帰宅予定時刻が大幅に遅れまして
睡眠不足で高速道路を走るのは危険だと寝たのですが・・・


現在地どこだここ。
名神のどこかです。
am.5:20

真名川ダムに陽が昇る前に到着しておこうと思っていたのに
到着予定時刻に自宅で目が覚めたという血の気の退くようなスタート。


寝坊する位しっかり寝たあとなので頭はすっきりしていました。
昨年のように御母衣ダムに行ってしまったりせず
米原JCTも一宮JCTも間違えることなく東海北陸道へ。
白鳥I.Cで油坂道路に。

ここまで来たらもう九頭竜は目の前です。
しかし九頭竜ダムから真名川ダムは35km離れています。
安全運転。


am8:30、真名川ダムに到着しました。
職員の方、皆様すでに到着して準備中。


立ち並ぶ白テント♪
そして真っ青な空♪
今日は最高のお天気に恵まれそうな予感。
2008年は2日目が降雨、2009年は断続的降雨。
雨にたたられ続けた真名川ダムの森湖イベント。
今年こそお天気持ってほしいです。


白テントの中にどーんと並べられたアーチダム写真50枚。
国内のアーチダム52基のうち50基分の写真を集めることができました。
ダム諸元データ・所在地地図の解説もあって凄い立派。
パネル作成と解説ボードは真名川ダム管理支所の皆様が頑張ってくださいました。
ありがとうございます。


そして当日、お客さんの目を凄く引いていたのがこちらの写真。
真名川ダム管理支所の方が点検時に撮影してくれていた貴重なアングルからの写真の数々。

絶対に一般人には見られない減勢工から見あげたホロージェットバルブからの放流や
ダム湖から見あげるクレストゲート、アバットメントの上から見下ろす堤体など。
とにかく写真技術が凄い方なので点検写真がそのまま作品になっているというレベル。

「この写真凄すぎる〜」
「反則〜」
「いや、ここ行ってるのお仕事ですから」
「昨日までここから放流してたんですよね」
「そうそう。今、流入どのくらいかな〜」
「噴水ってあげられるんですかね」
「流入が5t/s以下になったら噴水あげられるけどあんまり多かったらバルブからになるらしいよ」
「バルブ放流近くで見たいですよね」
「バルブ放流したら堤体内見学中止になるから。ここはぐ・・っとこらえてほしい」
「本来のお仕事が洪水調節だからそこは譲れないわけですね〜」

と、お手伝いに来てくれた
THE SIDE WAY」 の管理人のあつだむ宣言!様と
Dammer Days」 の管理人ひろ@様と
サラリーマンの休日 ちょっと行って来る」の管理人のzinzin様で盛り上がる。

そして誰より早く現地入りしておられた愛好家一名。
みなさんの愛で森湖はできております。


さぁ、イベント開始です。
頑張れ真名川ダム(のエレベーター)
頑張れ噴水。