宮の元ダム 見学 その2


上から見た時も小さいけど骨太でカッコいいダムだなという印象でしたが
下から見るとさらにその印象が強くなりました。

ちなみにT-800のような九州電力の方が振るう竹ぼうきが右下に写っております(笑)。


更に下まで階段で通して頂ける事に。
有難い有難い。

ここで左岸に流れる水を目にしました。
水音は聞こえていたのですが姿が見えなかったのです。

「これは河川維持用水ですか」
「はい。左岸には排砂ゲートが有るんです。
そのゲートにチューブを通してこのトンネルを使って
水を流せるようにしているんです」

排砂ゲートの設備有効利用♪
良いですね〜。


足元から見た宮の元ダムです。

やっぱり可愛らしいだけじゃないです。
ピーンと背筋を伸ばして立っているその姿。
越流部のデフレクターもなんだか凛々しさアップアイテム。

ふふふふふふふふ
宮の元君、近衛兵団に入りたて♪って感じ。

実際、耳川のダムでは
1961年にできた宮の元ダムは一番新しい顔なのです。
一緒に竣工したのが山をはさんで隣の諸塚ダム。

西郷ダム   1929年(昭和4年)
山須原ダム  1932年(昭和7年)
塚原ダム   1938年(昭和13年) ←近衛兵団長
岩屋戸ダム  1942年(昭和17年)
上椎葉ダム  1955年(昭和30年) ←閣下
大内原ダム  1956年(昭和31年)
宮の元ダム  1961年(昭和36年)
諸塚ダム   1961年(昭和36年)


これが左岸の排砂ゲート。
排砂ゲートの扉体は閉じたまま
別途増設した設備で河川維持用水が流されています。


堤体を見下ろせる取水設備の横に移動してきました。

コンパクトにまとまっていますね。
でも実際に見ると割と大きいなって感じがするんです。
石徹白ダムの逆。
可愛い路線じゃなく凛々しい路線のせいでしょうか。