宮川の素敵な発電所 その1

2022/8/21 更新


2018年に開催されたwith Dam☆Night木津川で
中部電力三重水力センター様が紹介してくださった
「三重県のダム&発電所」のスライドです。

会場がどよめいた秘境のダムと発電所の数々。

その中でも宮川第一・第二・第三発電所は特に反響が大きかったのです。


宮川第二発電所は宮川ダムから宮川第一発電所に送られた水を
もう一回発電に使って、最終的に海に出している発電所です。

宮川第二発電所のヘッドタンク(上部水槽)からは水圧鉄管と発電所と
開閉所と放水路と三浦海岸に水が出て行くところまでが一望できるという
ことで絶景スポットとして紹介されていました。

すごいなぁ
やっぱりヘッドタンクから見ると
落差と水の流れを実感できるなぁ。
水力発電について学ぶのにやっぱりこの落差を体感するって大事だよなぁ

と、思っていたこの場所を見学させていただけるという
すごい幸運に恵まれました。

◆ ◆

いつもお世話になっている中部電力 三重水力センターの方に
ご案内いただいたのは宮川第二発電所の水圧鉄管への管理ルートです。


山道です。
とにかく登るのです。
登らねば絶景には会えません。


ひいひい言いながら登って水圧鉄管の横に到着しました。


銘板発見。


1957年製。
鋼材はSS41でした。
この頃の水圧鉄管はやっぱりこれが多いそうです。


宮川第一・第二・第三発電所は三重県企業庁様が建設されたもので
現在は中部電力様が大事に大事に管理してくださっています。
これは三重県企業庁様管理時代の注意書きですね。


点検時に使うのであろう水圧鉄管のマンホールです。
水が流れていない時でもこれをあけてこの傾斜の管路で入った後に
どうやって立つんだろうか姿勢をどう保持するんだろうかとイメージすると
自分だったら滑って命綱にぷらーんとなって終わりだなという結論。


水圧鉄管の横をひたすら階段で登っていきます。


かなり登ってきたかしら〜と足を止めて振り返ると海が見えていました。
お天気いまいちですが。


とにかく階段を登って登って、先のほうにゴール地点が見えてきました。
宮川第二発電所の上部水槽、ヘッドタンクです。


足はへろへろですが景色がすごいのです。
さらに素晴らしい絶景のためにまだ頑張って登らねば。


と、到着。
宮川第二発電所上部水槽です。
壁の曲線がとてもよい。


年季の入ったコンクリート壁に寄り添いながら海の方を見ると…。


見えました。
宮川第二発電所の放水路から海に出ているところ。
すごい勢いです。
ダイナミックに発電中です。