宮川ダム 見学 その4


ゲート部分到着。

なんとゲートピアの上流側にも近づけるので扉体と上下流を一度に眺められます。


という事で写真左がダム湖水面。
真ん中にローラーゲート。
そして右に減勢工の水面。

この遠近感が好き。

しかし予想よりこのゲート薄いです。


そのローラーゲートの扉体を天端から見下ろすとこんな風に見えます。
真紅のゲートに付着したカビと埃。
それが凄い迫力を醸し出しています。


この色、本気で惚れそうだ。


ゲート部から見た下流。
しかし強烈なV字渓谷ですね。


そしてエプロン。
堤体導流壁はかなり低め。
このクレストゲートから考えるとこれで大丈夫なのかと疑問符が飛ぶ低さ。

そういえば福井県の笹生川ダム(1957年竣工)も予想より堤体導流壁が低かった。
これはこの時代のダムの設計では多かったことなのかもと素人の想像。


そして最近つけてもらった選択取水ゲートの建屋。
ここだけ新しくてピッカピカ。


この通り、できて3年目ですから。


中々凄い高さです。
今は水位が低いので水位標もばっちり見えています。

気になるのはここまで押し寄せている流木。
取水ゲート中段のフロアにもかなりの流木が乗っかっています。

大台ケ原のふもとですから
大杉谷にあるダムですから

このダムに押し寄せる水の量は半端ではありません。

大量の水が大量の流木をここまで押し流してくるのです。