美和ダム 見学 その1
2007/7/29 更新
2007年 森と湖に親しむ旬間 が始まりました。
毎年、森湖期間中にどのダムに行くか考えるだけでわくわくなのです。
毎年、メインのイベントを受け持つダムがあり
2005年は高知県の早明浦ダムで
2006年は静岡県の長島ダムでした。
そして今年は山形県の寒河江ダム
非常に見たいと思っているダムなのですが
今年はメインダムのイベント日にお休みを取ることができませんでした。
それでちょっとしょげていたのですが
森と湖に親しむ旬間の直前にアドレナリンが大放出されるような話が耳に入ってきました。
国土交通省直轄ダムと水資源機構の一部のダムで
ダ ム カ ー ド
というものが配布されるらしい
ダムカードは森と湖に親しむ旬間に合わせて配布が開始され
現地配布が原則。そのダムに行かないと入手することができない
カードにはダム写真とデータと型式が記載されるらしい
国土交通省と水資源機構という事なので
各電力会社のダムが無いのが寂しいですが
これは今までになかった凄い話です。
ど、どこのダムに行こう。
今まで行ったところのカードだってもちろん欲しいけど
やっぱり今まで行ったことのないダムでダムを愛でつつ
カードもゲットが一番いいよね〜
と、森と湖に親しむ旬間イベントが発表された7/6からどのダムに行こうか
ずっと迷っていたのですが、その中で非常に興味深く
1番の候補に挙がっていたのが
長野県の美和ダム・排砂バイパストンネル見学でした。
森と湖に親しむ旬間初日の7/21。
美和ダムのイベント 三峰川サマーピクニック があるのがちょうど初日でした。
なのでダムカードについては周囲のダム仲間からもまだ情報がもたらされていなくて
どんなものなのかが全く分からないまま現地に来ました。
でもカードも勿論、興味津々なのですが
排砂バイパストンネルの方が興味津々です。
ダムにたまる土砂
発電堤体なら土砂が堆積しても
取水さえできるなら働きに顕著な影響は出ません。
しかし国土交通省の直轄ダムは治水を目的にしています。
ダム湖に土砂が溜まり、水を溜める容量が減少すれば
ダム湖に洪水を溜めこんで安全な量だけを下流に流すという
目的に大きな影響が出ます。
なので堆砂問題は治水目的を持つダムにとっては非常に重要な問題なのです。
2005年の森と湖に親しむ旬間で訪れた岐阜県の横山ダムも堆砂の問題に困っていました。
ここ、美和ダムも堆砂に頭を痛めている直轄ダムです。
そしてダムに押し寄せる土砂を下流側に移動させ
ダムに堆積しないようにするシステムが作られました。
それが排砂バイパストンネルです。
またまたETC割引を狙って夜中に飛び出してやってきました長野県。
高速を降りて美和ダムへの道を進むと
いきなり視界に主役登場。
これが美和ダムの排砂バイパストンネルです。
運用中の写真などは見ていませんが何と綺麗な真っ白コンクリート。
しかも形が凄く美しい。
ここを通ってくるのが洪水の時の泥水なのが信じられないです。
排砂バイパストンネルは美和ダムの左岸下流側にこんな位置で設置されています。
美和ダム真向き下流面。
青いゲートがおしゃれです。
常用洪水吐ゲートの二倍の幅の非常用洪水吐ゲート。
三角に配置してあるのもいいですね。
真向きを国道横から拝んだ後、堤体へ。
国土交通省管理のダムなので標識がばっちりです。
入ってすぐに広いパーキング。
ダム湖の名前は美和湖です。
イベント日という事で朝早くから職員の方がテントを立てたり準備を進めていました。
イベント開始にはまだまだ時間があるのでとりあえずイベント前に堤体見学。
天端を右岸から見たところです。
ふと見覚えのある看板があるのに気付きました。
こ、この看板はっ
昨年訪れた小渋ダムで見た看板とお揃いです。
個人的に大変ウケた看板です。
し、しかし
美和ダムの看板はお揃いだけど危険度が違う。
足が浮いてる!
ジャンプしているのか
手すりで機械運動か
こいつは文句なしに危険だっ
絶対このポーズは取らないでくださいとしか言いようがありません。
お茶目だなぁ。