美歎水源地 見学 その8


濾過池の中には水が溜まっているものもあります。
レンガ造りのプール。
流れ込む水路が断たれた今、ここに溜まっているのは雨水でしょうか。


往時のようにたくさんの水をためているわけでは在りません。
でも乾いて水が溜まっていない濾過池には雑草が生い茂っている時に
水をたたえた濾過池にはガマが生えていて水草が水面を凪ぐ風になびいていたりします。

大正4年に造られた美歎水源地。
決壊して造り直された堤体。
昭和53年に役目を終えて閉鎖された水源地。

そして砂防ダムとして近代化遺産として残ることになった堤体。

都市化に必要な水道。工業用水、生活用水。
この水源地はこの地にどれだけの発展をもたらしたことでしょう。


量水器室と書かれた水源地入り口の建物。
曇って汚れたガラスは新緑に霞んでいます。


足元に群れて咲いていたカキドオシの紫色が綺麗だったので
草むらに寝そべって写真を撮ろうとした瞬間、横の未舗装路を
ぶぃぃんと走っていった軽トラックの土煙で視界が真っ白に。
しばらく咳き込みながら土ぼこりが収まるのを待って撮影しました(笑)

 

スクラップ&ビルド

それが大量の産業廃棄物を生み出してしまいました。
産業廃棄物の大半が建物の廃材と車だということ。
家庭一般ゴミの比較にならない大量のゴミ。建築廃材。
コンクリートとて同じです。

この水源地の堤体はそうならずに残りました。
70年働いて、少しお休みをもらいました。
お休みが明けてまた働き出しました。

鳥取市内から車で10数分。
鳥取市のために頑張ってきた水源地。
綺麗な遺構が残っています。
ちょっと水辺の風景を見て和みたいなと
そんな気持ちに四季折々応えてくれそうな素敵な美歎水源地でした。