三永貯水池堰堤 見学 その3
こんな風に天端の端っこだけアップで見ると
ダムだといわなければ洋館の建物の一部といっても通じる様な気がします。
貯水池周辺の植栽も和風です。
なので堤体のデザインと相まって明治時代の洋館の庭園見たいな
独特の空気が漂っています。
左岸にあるこれが余水吐越流部ですね。
堤体の左岸の端は余水吐水路の上を渡るために
架橋している様子。
Google mapで見ると構造が分かりやすい。
非越流堤体で堤体の横の山に越流部と余水吐水路を設けるのは
この時代のダムに多くみられる仕様です。
緩やかに曲線を描く天端。
美しい高欄の意匠。
満々とたたえられた水は空を映して青々しています。
下流側から全景を見ることは困難ですが
うわさ通りの美しい堤体に呉まで来た甲斐があったと
嬉しくなった三永貯水池堰堤でした。
おまけ
これを見てくるべしと言われた。
公園に点在するこのベンチのようなモニュメント。
天端高欄と同じものであるというあつだむ!宣言様の解釈。
現場で見て、まず間違いなく貯水池側天端高欄と同じものであると思いました。
あつだむ宣言!様は国内初プレキャスト高欄ではないかと仰いました。
確かにそうかもしれない!!