MM2009 丸山ダム 見学 その6

ここまで来たらこれは見なくてはと3番ゲートの上から下流側を見下ろしたところ。
なんか変な写真になってしまいましたが。

下流の様子。
この時で発電所とダムを合わせて900t/s位の放流でした。
が、
見学中に突然凄い機械音。

動画じゃなくって本当に残念です。
この時、ゲートが動き出したためにこの軸がかなりスピードで回って居るんです。
でっかい機械なので作動音も凄い迫力でした。
見学中にさらに放流量はアップし発電所とダムの合計で1000t/sまで上がったみたいです。

天端に降りてきました。
このように巻上機のあるゲートピアは天端の真上より下流側にずれています。
なので天端からはさらに扉体を間近で拝めます。

さっきまでいた所を下から見上げた図。
鉄板だー鉄板だー。
鉄は仕方がないけどこのコンクリート、何とか残らないものかな〜。
と、未練たらたら。

そして左岸に移動中、ダム湖に除塵の為の船を発見。
可愛らしい。
「この子の名前はなんですか」
「丸山号ですよ。横に名前が書いてあります」
「あ、ホントだ。・・・ん・・丸山号…?」

これは2005年に丸山ダムに行った時に撮っていた丸山号。
わーー。
綺麗にしてもらったんですね。

晴れた日にはこんなダム湖が見られる丸山ダムなんですが
この日は天端を歩きだしたころからどんどん雨脚が強くなり
大急ぎで管理所に戻りました。
管理所に戻って職員の方に
58水害の時の詳細なデータを見せて頂きました。
新丸山ダムのホームページでは
「9・28災害を振り返る」というコーナーで
1983年(昭和58年)9月28日の水害の詳しい説明が見られます。
「新丸山ダムあーかいぶす」の「S58.9出水データ」では
ダムの操作状況、流域雨量などの詳細なデータが公開されています。
このデータの原本というかまとめたものを管理所で見せて頂いたのですが
やはり神業というしかないゲート操作です。
流域雨量データに欠測値が有るためにゲート操作を行った方がどう判断したのか
想像するしかない部分もあるのですがハイドログラフを見ていて
恐ろしいほどの水位上昇(グラフの立ち上がり線)
しかも2段ピーク
1段目のピークでダム湖水位はサーチャージ水位に達していました。
“あのゲート操作、神技ですよ”
“もう少し絞ったりしていたら二回目のピークで堤体超えてましたよ”
他のダムで聞いていた通りの物凄いデータでした。
「このダムは都市部に近くて洪水調節機能が本当に大切なダムなんですよ」
都市部に近くて
本川にあって
洪水調節機能がある
上流部には水資源機構のダムがいくつもできました。
洪水調節を支えてくれています。
そして丸山ダムは最後の砦なのです。

「新丸山ダムができたら会えなくなっちゃうから今のうちに会いたいと思ってくる人多いですよ」
「まだしばらく大丈夫ですよ」
「今年で55歳ですよね〜。還暦まで行けますか」
「多分、還暦は迎えられると思いますよ」
「じゃ、その時はゲートピアに赤い垂れ幕してちゃんちゃんこですね〜」
国内ハイダムの祖・丸山ダム
肩車してもらったダムを見学の後に展望台から見下ろしました。
今度はちゃんちゃんこだね
また会いに来るから頑張っててね
そんな私の気持ちに対して
豪快な放流は力強く任せておけと
そう言ってくれているかのようでした。
おまけ
当日の豪雨の様子を伝えられるかもしれない写真

丸山ダムの一つ上流の笠置ダム
なんて暴力的な笠置
雨が酷過ぎたためこの日の大井は断念しました。
全門放流してたかも・・・。