MM2009 丸山ダム 見学 その2


5門放流の時に丸山ダムに来るのは初めてです。
迫力満点ですね。


更にズーム。
今日はこのゲートの上の巻上機のあるところまで上がれるわけですが
ゲートの前にある通路は入れないんでしょうね。
そこから見られたら最高なんですが。
防水でなかったらカメラ壊れるかもしれませんが。


2,3,4番ゲート。

3番ゲートはまだ改修が終わって居ないようです。
順番に改修工事しています。
扉体に細かい横桁が入って居るのが補修終了の証。


下を見ると大暴れの水。

流石木曽川。
水量が半端なく凄いです。

と、見学予約時刻までゲートと放流を愛でて過ごし。
時間になったので管理所に入ります。


管理所入り口で見学の案内をして下さる方がお越しになるまで
ダムカード配布案内など見て待っていたのですが

びりりりりりりりりりりりりり
びりりりりりりりりりりりりり

と、非常に細かい振動が感じられ
耳がおかしくなったのかな〜と
しばらく待っていましたがクレスト放流しそうな気配がしたので
慌ててこの場所から逃げました。

お越しになった職員の方が
管理所玄関の端っこに逃げている私を不思議そうにご覧になります。

「お・・おはようございます」
「おはようございます」
「あのー なんか 凄い微振動が・・・」
「・・・?感じます?」
「はいー。以前来た時はこんなのなかったんですけどー」
「あ!今、放流しているからですね。低周波ですよ」
「低周波ですか…」
「敏感ですねー」
「いや、私はむしろ鈍感な方なんですが」

多分、睡眠不足とか体調が芳しくなかったので
敏感になっていただけでしょう。
放流で低周波を実感したこととか他のダムではありませんから。

「あのー」
「はい?」
「私、ダム愛好家で以前も丸山ダムの森湖イベントには来ているんです。
それでその時に58水害の事もざっとお聞きしたのですが
今日はもうちょっと詳しくお聞きしたいのです」

「はい」
「神業のようなゲート操作だったとお聞きしたもので」
「じゃ、まず操作室に行きましょうか」


ということでまずはコントロールルームへ。

「以前、森湖で来た時に案内して下さった方が狭いんですよって仰ってましたが―」
「狭いですよ〜」
「・・・そうですね。最近の新しい管理所の操作室に比べるとやっぱり狭いですね」
「ダムコンが古いですしね」
「計算が遅いのって怖いですか」
「不便ではありますが、結局、人がきちんとチェックしてゲート操作を行いますから」
「あ、流入量とゲート開度の表、ちゃんとありますね」
「これは必要です」

ダム湖の水位によってゲートにかかる水圧が異なりますから
10cmゲートを開けた時に出る水の量は一定という訳ではなく
水位によって量は異なります。
それらをきちんと表にして人の目で確認できるようにしてあるのです。


操作卓を見ているとちょうど放流量増加でゲート開度が増えました。
今のところ、放流操作は関西電力。
流入量がさらに増大していくと丸山ダム管理所にゲート操作権が移ります。


ゲートは真ん中から開けて端から閉めます。