真川調整池 見学 その1

2008/8/25 更新

バットレスを見たくて富山県にやってきました。

今回の目標は真川調整池です。

堤体までは登山道が付いているので
ひたすら登って行くとたどり着くと聞いていました。


立山町にある粟巣野スキー場の前を山の方へ。
細い道を進みます。
左右から藪が茂りまくっていて車に傷をつけたくない人には
進みたくない道ですが自分は平気。


開けた場所に出てきたのでここに駐車します。
前に水圧鉄管が見えます。


真川調整池への登山道。
入口に標識があると聞いています。

しばらく周囲を見回しました。


これかな?

藪に埋もれそうな小さな標識を発見。


こんなに小さい標識と思わなかったんです。
縦横500×800mm位の標識を予想していたのです。

どうも頭が回っていません。


まぁ道は見つけられましたので
装備を整えて出発です。

トレッキングシューズを用意してきましたが
明け方近くまで雨だったために藪も地面も濡れています。

少し考えていつものブーツのままでいくことにしました。


自然歩道をひたすら登ります。
歩きだして10分でズボンはびしょぬれに
ブーツの中にも染みてくるほどべちゃべちゃになってしまいました。

週末のお休みだというのに登山・ハイキングの人が一人もいません。
多分人がいるだろうと予測していたのでこれが意外でした。

なんで人が来ていないことがわかるかというと
道にクモの巣が立派に張られていて全部身体に引っかかるからです。
少なくとも夜が明けてから誰も通っていないのです

今度も熊が出る場所だから熊鈴付けて行くよ
今度はちゃんと登山している人がいる時間帯に山に入るよ
今度は登山道沿いだから大丈夫だよ

家族や写真の師匠に大変心配されているので
安心させる為にそう言って出てきたのですが・・

どうも今この山には私一人しかいないような気配がぷんぷん漂ってきました。


少し登って木々の切れ間から下界を見ると
立山駅周辺が見えました。
朝8時ですでにパーキングは満杯。
いつも人でいっぱい、大人気の立山。


立山駅に人はいっぱいなのにここには誰もいません。

熊が出てきたら今度こそ命落とすかな・・

しかし敵は熊ではありませんでした。

大量のクモの巣と滑る草で覆われている足元の悪さ
藪になっている道で相当ヒットポイントを削られながら
何とかたどり着いた、お隣にある粟巣野スキー場のリフト最上段レベル。


滑る道のせいで通常の倍位、疲労していました。
いったん休憩。

休憩といっても座るところもないので立ったままですが。


休憩ののち、また進んで真川調整池から真川発電所に向かう水圧鉄管に到着しました。
ここで行程の約2/5位進んできたと思います。


水圧鉄管はずーっとずーっと上まで伸びています。
先が見えないです。


水圧鉄管を見下ろします。

 ああ、あそこまでこれが繋がってるんだなぁ…
 今どのあたりかなぁ



と、想像していたのは立山カルデラ砂防博物館の南側
真川の河原に面したパーキングから見える真川発電所でした。
この水圧鉄管のずーっとずーっと先にあるのが真川調整池です。
写真には当然、写っていません。
(2004年10月撮影)