九頭竜ダム 奥越電源開発 その3


九頭竜ダム橋の上。
下に非常用洪水吐ゲートがあるのでその点検用なのか
こんな風に鉄板が扉のように並んでいます。


九頭竜ダム橋の真中から下流を見下ろしたところ。
128m下まで一直線。


天端の方に移動すると
洪水吐水路の横にずっと通っている
屋根つきの管理通路を見ることができます。
豪雪地帯のダムならではです。


そしてダム湖。
九頭竜ダムをはじめ、福井県のダムは本当に水が綺麗です。

なぜこんなに水が綺麗なのかというと
流入量が多いからだという事です。
常にたくさんの水が流れ込むダムなので
水が淀まず綺麗なのだそうです。


洪水吐水路の導流部横にある水位標。
常時満水位はEL560.0m。
洪水時満水位はEL564.0m。
天端標高はEL568.5mです。


九頭竜ダムと周辺の開発についての概要説明板。

九頭竜ダムは九頭竜川総合開発計画の一環として
昭和42年に九頭竜川上流部の福井県大野郡泉村長野
に完成した高さ128mのロックフィルダムです。このダ
ムは治水と利水を目的とした多目的ダムで、治水面では洪
水調節を行うため貯水池標高560mから564m間の水
深4mの容量33,000千立方米を用いて、ダム地点におけ
る計画高水量(昭和34年 伊勢湾台風 及び 昭和36年 第2
室戸台風)1,500立法米/毎秒の洪水を270立方米/毎秒の一
定放流量に調節して、ピーク流量で1230立方米/毎秒の流
量を低減して下流の洪水を防御する働きをします。
また利水面では長野発電所で最大266立方米/毎秒の水を利
用して220千KWの発電を行い、その放流水を下流 鷲ダムに
貯溜して夜間の余剰電力で揚水を行い、再使用することができ
ます。

ここでは奥越電源開発いう言葉は出ていません。
九頭竜川総合開発という言葉が出ています。

九頭竜ダムは発電の為のダムとして計画されましたが
その後、治水機能を持たせるように計画が拡大されたために
総合開発という名称が出てきたのです。


九頭竜ダム管理所です。

朝の7時に行っても中の展示は見られないだろうなと玄関まで行ったところ
突然自動ドアが開いてセンサーがチャイムを鳴らし、吃驚しました。


玄関を入ってすぐのエントランスにパンフレットが置いてありました。
カラーコピー。経費節減。

どうしてこんな時間にも管理所のドアに鍵が掛かっていないのかというと
天端を渡っていく車両に対応するためのようです。
管理所入り口には天端通行者の申し込みノートが置いてあります。
最初に来た時は天端を人が通るのにもこの申し込みをしなくてはならないのかと
吃驚しましたが天端を車両が通行する度に車止めを解除したりするので
何時でも対応できるように玄関を開放しているのでしょう。


もちろん天端を渡って行く先の堤体左岸には
長野発電所への管理道路や奥地への道だけでどこかへ通じていて
通り抜けができるというものではないようです。
誰でも車で行けるという事ではなく地元の方の為の道でしょう。

もちろん車両で入るという事でなければこのように
ハイキングルートが整備されていることもあり
誰でも天端を渡ることができます。